ドイツを公式訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日(現地時間)、夫人と共にベルリンの大統領官邸を訪れた。シュタインマイヤー大統領夫妻(両端)と記念撮影する文大統領夫妻=5日、ベルリン(聯合ニュース)
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【ベルリン聯合ニュース】ドイツを公式訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日午後(日本時間6日未明)、ベルリンでメルケル独首相と夕食会を兼ねた会談を行った。両首脳は制裁や対話などあらゆる手段を用いて北朝鮮の非核化を推進していくとし、果敢かつ根源的な北朝鮮非核化のために緊密な協力と意思疎通を行っていくことで一致した。韓国青瓦台(大統領府)が伝えた。
握手を交わす文大統領とメルケル首相=5日、ベルリン(聯合ニュース)
 先月就任した文大統領が海外で首脳会談を行うのは、先週末のトランプ米大統領に続き2回目。文大統領はトランプ氏との会談内容をメルケル氏に伝えるとともに、韓国が北東アジア地域の平和と繁栄の基盤をつくるために地域内の多国間外交を主導的に推進していく方針であることを説明した。
 これに対しメルケル氏は、核問題を含めた北朝鮮問題の解決と朝鮮半島の平和定着に向けた韓国新政権の政策と構想、主導的役割を支持するとの立場を明確にした。
 文大統領は、分断を克服し統一と和合を成し遂げたドイツは朝鮮半島の平和定着を目指す韓国にとって最適な協力パートナーであるとの考えを伝え、これまでドイツ政府が北朝鮮問題で韓国政府を全面的に支持してきたことに謝意を示した。
 両首脳は会談で、両国の伝統的な友好関係と実質的な協力の促進、地域と国際社会での協力策など幅広い分野で意見を交わした。
 文大統領はドイツが朝鮮戦争の休戦直後に大規模な医療団を派遣し負傷者を治療してくれたことや、産業化や民主化を支援し「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展の一助になってくれたことに言及しながら両国の友好協力関係を一層強めていきたいとの意向を示した。
 メルケル氏は、アジアとの外交を強化しているドイツにとって韓国は普遍的価値を共有する重要なパートナーだと応じた上で、両国関係がさまざまな面で発展していくことを望むと述べた。
 両首脳は特に、二国間関係だけでなく地域や国際レベルでの戦略的協力を深めるために「外相戦略対話」を始めることで一致した。
 韓国にとってドイツは欧州最大の貿易相手であり、3大投資国の一つ。両首脳は経済の面でも協力関係を築いていると評価し合った。特に発効から6年目となる韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)に触れ、保護貿易主義が台頭する中、自由貿易と開放経済の重要性を立証する模範的なFTAとして位置付けられているとの認識を共有した。
 雇用創出と成長エンジンの拡充のため、ドイツが先を行く第4次産業革命や中小企業の振興、脱原発・再生可能エネルギー利用などの面でも協力を強化していくことになった。
 文大統領は5日午前11時15分(日本時間午後6時15分)ごろ、ベルリンに到着した。同地には2日間滞在する。7、8の両日はドイツ北部のハンブルクで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するほか、主要国の首脳らとも会談する。
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