指揮官とサポーターが約30分かけて話し合った。最後はサポーターから拍手が送られていた。写真:サッカーダイジェスト

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[J1リーグ13節順延]川崎フロンターレ 4-1 浦和レッズ/7月5日/等々力陸上競技場
 
 浦和は川崎に今季最多タイの4失点を許して、良いところなく大敗を喫した。最近5試合は1勝4敗、8位で前半の一巡目を折り返した。
 
 試合後、選手移動用バスと出入り口の付近で二度、サポーターとペトロヴィッチ監督が話し合いの場を持った。
 
 指揮官は「ACLを勝ち上がり、リーグも首位と勝点10差で、まだチャンスはある。皆さんの悔しい気持ちは理解している。皆さんが喜んでもらえるように、ベストを尽くす。こういう時こそ応援してほしい」と語った。
 
 ただし、一向に守備面の課題が改善されず、同じような負け方が続いている。そこでサポーターやファンの怒りも爆発した形だ。
 
 するとペトロヴィッチ監督が感情的になり、「(7月9日の)新潟戦から連勝できなければ去る」と進退について語る場面も見られた。
 
 二度の話し合いが終わり、選手バスが等々力陸上競技場をあとにしたのは、ちょうど午後11時だった。
 
 浦和の山道守彦強化本部長はメディアに対して、監督交代について「しない」と断言。「今までの成果など色々な面を考え、この状況だからこそ全力でサポートしていく」と、現体制の"続投"の意向を示した。
 
 また指揮官の「連勝できなければ去る」という発言について、「旧ユーゴスラビア出身の方なので、熱くエモーショナルになった発言だと思う。彼ではなく、クラブが判断すること」と指揮官の心中を慮った。
 
 一方、状況が改善されない場合、辞意を申し出た時について、「将来のことは分からない」とも話した。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)