なんでも作りたくなってしまう・炭酸水編 #根本きこの島ごはん

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水、どうしていますか?
ジャングル暮らしのときは、山からの湧き水を農業用ホースで家まで引き込み、それを飲み水や生活用水にしていました。自然のままの、その名の通り「天然水」だったので、大雨のときは若干枯葉の味がし、日照りのときはこころもとない水量になり、ときにホースが流され断水したり、目詰まりしたり。水道係の夫にしてみたら、天気に左右されて気が気じゃない水事情だったわけで。でも、じゃぐちから流れる水に「雨」をリアルに体感できたことは、とてもよかった。
それに比べれば、今帰仁村の街中の暮らしというのは実に便利です。とはいえ、今も「雨」のときの体感はしっかりとからだに残っていて、外がざあざあ降りのときに水道をひねると、なんというか、雨そのものの質量を感じます。まるで自分と雨がひとつながりで循環しているような気持ち。いや、実際のところ、それは事実でもあります。
今帰仁の水道水は、他よりも石灰分がすこぶるつよく、数日でシンクのまわりが白く斑点模様になるくらい。それに時期によっては塩素のような薬品の味がする。でも便利さを思えば、ジャングルの山水のような「甘露さ」を、世界随一安全な日本の水道水に求めるほうが欲張りなのかも知れません。山水も、水道水も、それぞれ「いいところ」が有るのであーる。
「だからこそ!」と、こぶしを挙げて(いや、挙げないです)おいしい水飲みたーい! と思います。浄水器は、非電化工房のヤシ殻活性炭がたっぷり入ったものを使っています。フィルター交換のコストもかからないし、メンテナンスも簡単。
これに合わせ、今考えているのは軟水器です。どうやらイオン交換樹脂と食塩でDIYできるらしいので、さっそく作ってみようかと思っています。
それから......「夏ですねっ!」ということで、わが家もご多分にもれず、シュワっとした飲み物が大好きなんです。ただ、ビールを昼間からというのは、よほどのことがない限りしません。その日いちにちのんびり出来るならまだしも、後を考えるとなかなかできないのが主婦の本音。
なので、もっぱら炭酸水を飲んでいます。きゅっとシークワーサーを絞ったり、ミントの葉をちぎっていれたり。子どもたちは、酵素シロップ(梅だとかパッションフルーツ、しょうが&ビーツなどなど)で手作りソーダを作ったり。となると、「あっ!」っという間に炭酸がなくなるなくなる。溜まるペットボトルないし瓶を横目に、「なんとかならんものかのう」と眉をしかめる日々を送っておりました。
そこに現れたのが、通称「ミドボン」。この「ミドボン」とレギュレーター(減圧弁)などの装置があれば、家で簡単に炭酸水が作れてしまうらしい。どうやら「ミドボン」は、酒屋に売っているらしい。そんな情報を聞きつけたわたしは光の速さで酒屋に出向き、「ミドボン、いや、炭酸ガスのミドリのボンベください」と店員さんに言い放ったのでした。
「3,200円でーす」(や、安い......涙)5キロ強のそれをよいこらしょと担ぎ、車のトランクに積む。ただそれだけで、この達成感。これさえ手に入れれば、炭酸水はわたしの手中に収めたも同然。これ1本で、一般家庭なら一年は持つとか。気になるコストは1リットルあたり5円。家に戻り、インターネットでひつような器具類を購入し、いそいそとミドボンに設置。「炭酸が入っていたペットボトル」(これ、大事です)に水を入れて冷やしておいたものに、記念すべき、第一回目の二酸化炭素ガスを注入します。注入したら、ふたをしっかり閉めて、激しくシェイク。これで出来上がり。
お味は......、「まじ炭酸じゃーん」としか言いようがない。この夏は、ミドボン大活躍です。ありがとう、ミドボン。
追記:大分の「白水鉱泉」は、ななんと、天然の炭酸水がゴボゴボ湧き出ています。ひとくち飲めば、シュワ〜。感動しました。わたしの知り合いの猛者いわく、「ここにウイスキーと氷を持っていって、その場でハイボールを作るのが乙」だとか。
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