軽傷で済んだ男性、警察は信じてくれず(画像は『Metro 2017年6月28日付「Man hit by double-decker bus says police didn’t believe him until they saw CCTV」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット 画像を一部加工しています)

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2階建バスによる交通事故とあれば、誰もが軽傷で済むはずはないと思うに違いない。しかしこのほど英バークシャー州レディングで奇跡が起こった。後ろから突然2階建バスに追突された男性が、かすり傷と痣のみの軽傷で済んだことに警察や救急隊員も驚きを隠せなかったようだ。英『The Sun』や『Metro』など複数メディアが伝えている。

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レディング市内に妻や5歳の娘と暮らすサイモン・スミスさん(53)は6月24日の朝9時頃、とんでもない事故に巻き込まれた。

銀行から出て道路を横切り舗道に脚を踏み入れた瞬間、後ろからコントロールを失った2階建バスがサイモンさんを撥ねたのだ。その衝撃で頭をバスのフロントガラスに激しく打ち付けたサイモンさんは、14メートルほど斜めの舗道に飛ばされた。

その様子は防犯カメラにもはっきりと映っている。サイモンさんは後部から受けた激しい衝撃にもかかわらず、自力で立ち上がり飄々とした様子で「Purple Turtle Pub(パープル・タートルパブ)」へと入って行った。

防犯カメラの映像は拡散され、信じられない光景を見た多くの人はバスに撥ねられた後も余裕でパブに飲みに行ったと思ったようだが、サイモンさんは「安全な場所に避難したかっただけ。周りでそんな風に言われているのは面白いけどね」と話している。

パブに入ったサイモンさんは落ち着いた様子で緊急通報した。しかし駆け付けた救急隊員や警察官らは、サイモンさんが「2階建バスに撥ねられた」と伝えても「バスに撥ねられたのならもっと重傷でこんな所にはいないはずだ」とその言葉をまるで信じなかった。

それもそのはず、サイモンさんは撥ねられた後も自力で立ち上がり、体には数か所の擦り傷と痣ができていただけだった。そのため警察では「バスではなく、破損した建物の残骸で怪我しただけ」と捉えていた。

ところが防犯カメラを見て何が起こったのかを知ると、警察官らは「サイモンさん、あなたの言う通りです。信じず本当に申し訳ない」と謝罪したという。サイモンさんは「バリバリという音が聞えた瞬間に、後ろから当てられたのです。轢かれるとは思っていなかったので緊張感はありませんでした。とにかくあんな目に遭って生きていることは奇跡ですよ」と語る。

サイモンさんの他にも1人、破片で怪我をした通行人は治療のためにロイヤル・バークシャー病院へ搬送されたそうだ。ゴミ箱をふっとばし、サイモンさんを撥ねた後、建物の壁にぶつかった2階建バスがコントールを失った理由ついては現在、警察が捜査中である。

ニュースを知った人たちからは「バスの運転手はどうなったんだ」「サイモンさん、あれだけ撥ねられて普通に起き上がっているのが信じられないよ」「轢かれてこんなに落ち着けるのって凄い」「助かったのは、まだ死ぬ時じゃなかったってことだね。命拾いして良かったね」「サイモンさんは幸運としかいいようがない」といった声があがっている。

画像は『Metro 2017年6月28日付「Man hit by double-decker bus says police didn’t believe him until they saw CCTV」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)