3日、台湾メディア・中央社は、日本から台湾に輸出された哺乳瓶から現地で禁止されているビスフェノールAの成分が検出され、返品または廃棄されたと報じた。資料写真。

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2017年7月3日、複数の台湾メディアは、日本から輸入された哺乳瓶から台湾で禁止されているビスフェノールAの成分が検出され、返品または廃棄されたと報じた。

台湾・中央社などによると、台湾衛生福利部食品薬物管理署が4日に発表した通関検査の不合格品リストに、日本から輸入された哺乳瓶の名前があった。この哺乳瓶からは通関検査時に36ppb(10億分の36)の濃度のビスフェノールAが検出されたという。

台湾の「食品器具容器包装衛生標準」では、乳幼児用哺乳瓶にビスフェノールAを含むプラスチックの使用が禁止されている。このため、同物質が検出されたロットの哺乳瓶約1500本が返品または廃棄処分となった。市場には流通していないという。

同署はビスフェノールAについて「環境ホルモンの一種。同物質を含んだプラスチック食品器具は高温加熱やアルコール、洗浄剤を使用した際に傷や破損個所から同物質が流れ出し、飲食物を通じて人体に入り込む可能性がある」と説明。体内に取り込まれるホルモンに悪影響を及ぼし、糖尿病や心臓病リスクを高める研究報告があるほか、生殖や脳の発達への悪影響、心血管疾患リスクに関係するとの指摘もあるとしている。

このニュースは大きな注目を集めており、5日午前現在、台湾のグーグルで「日本」と検索するとこの話題がトップに表示される。蘋果日報は「驚き!日本の毒哺乳瓶を差し押さえ、幼児が脳障害や不妊になる恐れも」などと報じ、ETNEWSなども「毒哺乳瓶」というワードを用いて伝えている。(翻訳・編集/川尻)