2004年MTVビデオ・ミュージック・アワードにて

昨年11月にコンサートでジェイ・Z&ビヨンセ夫妻を批判したカニエ・ウェスト。ジェイには「お前が殺し屋を雇っているのはわかってる。頼むから俺の頭を狙わせないでくれ。電話して男らしく俺と話してくれ」、ビヨンセには2016年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで「最優秀ビデオ賞を取れないならパフォーマンスをしないって聞いた」と裏取引疑惑を暴露した。それ以来、不仲説が流れていたけれど、ついにジェイとカニエのバトルが表面化!

2016年MTVビデオ・ミュージック・アワードのアフターパーティでは、楽しそうにおしゃべりしていたけれど……

発端となったのは、ジェイ・Zが6月30日にリリースした最新アルバム『4.44』。なんと「お前は学校を中退して道理を見失ってしまった / お前は彼に何も考えずに2000万ドルを渡した」「彼はお前にステージでの20分を与えてくれた、一体彼は何を考えてるんだ?」という歌詞が……。以前からジェイはカニエにお金を貸していると囁かれてきたけれど、その噂を認めたとみられている。 このアルバムが出た直後、なんとカニエがジェイのストリーミングサービス「Tidal」を離脱することが明らかに。

エンタメサイト「TMZ」の入手したカニエの関係者の証言によると、カニエが昨年アルバム『The Life of Pabro』を「Tidal」に提供したことで、サービス利用者が150万人増えたことから、300万ドルのボーナスを払うべきだと主張しているそう。つまり「Tidal」の成功はカニエのおかげ、と言っているワケ。ちなみにカニエの弁護士は過去数カ月間、「Tidal」側に手紙を送り契約を終わらせると通告してきたとか。一方、「Tidal」側はカニエが他のストリーミングサービスに移ったら訴えると表明しているそう。

ミュージシャンとしてもプロデューサーとしても大物の2人が対立すればヒップホップ界、音楽界が変動することは間違いなさそう。この対立に妻ビヨンセとキム・カーダシアンが加勢するのか、仁義なき戦いから目が離せない。

Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka