10月10日がラストフライト(C)Disney

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東京ディズニーランド開園から34年間に渡って親しまれてきたアトラクション「スタージェット」が2017年10月10日をもってフライトを終了することが発表されました。開園当初から親しまれたアトラクションがなくなるとあって、ファンからも「さみしい...」という声が上がっています。

実は近年、東京ディズニーリゾートではさまざまなアトラクションがクローズ&リニューアルしています。そこで、最近クローズした東京ディズニーリゾートのアトラクションを振り返ってみました。頻繁にパークに行かない人は「え!あれなくなったの?」とびっくりするかも...。

密着できる隠れデートスポット

「スタージェット」は東京ディズニーランドのトゥモローランドにあるアトラクション。小型ジェットの中に乗り込んでレバーで昇降を操作し、最高高度14メートルまで上昇できます。風を切って空を飛んでいるかのような気分を味わえる、子どもから大人まで幅広い世代に愛されるアトラクションです。記者は夜にスタージェットに乗って、ライトアップされたシンデレラ城を見るのがお気に入りでした。

そんなスタージェットは、デートの隠れ人気スポットでもあります。1台に2人まで搭乗可能なのですが、座席が狭いため一緒に乗ると自然と密着状態になり、グッと距離が縮まるのです。恋の思い出があるという人も多いかもしれませんね。

スタージェットは10月10日まで搭乗可能。8月1日からは「スタージェットザラストミッション」としてステッカーのプレゼント企画も用意されています。最後の思い出を作りに行ってみては。

「イッツ・ア・スモールワールド」もクローズ

実は「スタージェット」の隣にあった「グランドサーキット・レースウェイ」も2017年1月11日をもってすでにクローズしています。本物のガソリン自動車を金属レールにそって安全に運転できるゴーカートスタイルのアトラクションで、こちらも開園当初から多くの人に親しまれ、クローズ時には多くの人から

「走りながら見えるトゥーンタウンとかシンデレラ城とか最高に好きだった!」
「馴染み深い場所がなくなって行くのは悲しいなあ」
「子供の頃、ディズニーランドに行くたびに必ずと言っていいほど乗ったなあ...」

と別れを惜しむ声が上がっていました。

さらに「イッツ・ア・スモールワールド」も2017年3月1日からクローズ中。こちらは2018年春のリニューアルに向けたクローズですが、開園当初から34年間に渡って愛された"旧バージョン"のイッツ・ア・スモールワールドはもう見られなくなってしまいました。ディズニーランドの象徴ともいえるアトラクションなので、思い出があった人はちょっぴりショックかも。2018年春には、「アナと雪の女王」や「塔の上のラプンツェル」「アラジン」など、ディズニー映画の人気キャラクター登場する新バージョンに生まれ変わります。

また、東京ディズニーシー(TDS)では2016年5月16日に「ストームライダー」がクローズしました。巨大ストームを消滅させるミッションに参加するアトラクションでTDSの開園当時からファンの根強い人気を集めていたストームライダーは、クローズに反対する「オンライン署名運動」まで巻き起こし、最終日には200分以上の待ち時間を記録するほど愛されていました。ストームライダーがあった場所は、現在「ニモ&フレンズ・シーライダー」(2017年5月12日オープン)として生まれ変わっています。

こうして改めて振り返ると、なんだか寂しい気持ちがこみ上げてくるかもしれませんが、ディズニーの生みの親であるウォルト・ディズニーはこんな言葉を残しています。

「Disneyland will never completed. It will continue to grow as long as there is imagination left in the world.(ディズニーランドが完成することはありません。世界に想像力がある限り、成長し続けるのです)」

アトラクションのクローズやリニューアルは、「東京ディズニーリゾート」が世代を超えて愛され続けるために必要なことのようですね。少しさみしい気もしますが、成長を続ける東京ディズニーリゾートに期待しましょう!