ベネズエラ最高裁の建物を攻撃したオスカル・ペレス容疑者が出演した2015年公開のベネズエラ映画のワンシーン(撮影日不明)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】南米ベネズエラの首都カラカス(Caracas)で先月、最高裁判所の建物にヘリコプターから手りゅう弾を投げつけて「クーデター未遂」とみられる事件を起こした主犯格の男が、4日夜にインターネット上に投稿された動画に再び登場した。男は国民に対し、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領への抗議行動で断固たる姿勢を貫くよう強く呼び掛けた。

 動画に登場したのはエリート警官のオスカル・ペレス(Oscar Perez)容疑者(36)。動画の中で「今がその時だ。明日ではない。立ち上がるのは今だ」「街頭で断固たる姿勢を貫こう」とベネズエラ国旗の前で訴えた。

 6月27日、ペレス容疑者と身元不明の共犯者らは、警察のヘリコプターに乗ってカラカスにある最高裁の建物に4つの手りゅう弾を投げつけた後、内務省に向かって発砲した。負傷者はいなかった。

 ペレス容疑者はこの襲撃の前後に投稿された動画にも登場し、自動小銃を構えるなどした黒い覆面姿の4人の前に立ち、抵抗を呼び掛けていた。

 今回の動画でペレス容疑者は、「建物にだけダメージを与えた。巻き添え被害はなかった。計画通りだ。われわれは殺人者ではないからだ。マドゥロさん、お前みたいにな」と人さし指をカメラに向けながら述べている。

 すでにカラカスに戻ったというペレス容疑者は、自身が率いるグループのメンバーが抗議活動に加わると明らかにした。
【翻訳編集】AFPBB News