監督・菊地健雄 × 主演・貫地谷しほり、湊かなえ原作『望郷』映画化決定 予告映像も

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 湊かなえ原作「望郷」が映画化されることが決定。監督を菊地健雄、主演に貫地谷しほり、大東駿介を迎え製作される。

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 本作は、日本推理作家協会賞受賞作品でもある全六編で構成される湊かなえの連作短篇集「望郷」の中の、「夢の国」「光の航路」を、『ハローグッバイ』の公開が控える菊地健雄監督が手掛けたミステリードラマ。因島を舞台に、本土に憧れるものの故郷に縛られ生活をおくっている夢都子と、転任のため9年ぶりに故郷に戻ってきた航、ふたつの親子の過去と未来が描かれる。

 菊地健雄監督は、本作が長編監督作の三作目。全編因島を中心とした瀬戸内地方にて撮影された映像に「直接見るよりも、カメラ越しに見た海の方がハッとさせられる景色」と原作者の湊かなえもコメントを寄せるなど、その手腕を光らせている。主演には貫地谷しほり、大東駿介を迎え、キャストには木村多江、緒形直人が名を連ねる。

 本作が4年ぶりの映画主演となる貫地谷は、「自分の中でとても大切な作品なので凄く嬉しいです。誰しも何かに憧れ、生きるという事への窮屈さをどこかに持っているのではないでしょうか。今まで演じた事のない役を菊地監督が繊細に導いてくださいました。親子の秘密、解放される事のない罪、それでも明日に向かっていく人たちを是非見て欲しいと思います」とコメント。また、故郷の島で中学校の教師を務め、クラスに生じるいじめ問題に悩んでいる間、過去に確執を抱えたまま死別した父の本当の思いを知る事になる航を演じた大東は、「湊かなえさんの故郷であり、物語の舞台のモデルでもある因島で撮影でき、島の空気を感じながら島の方々とこの作品を作れた時間は財産であり貴重な経験でした。島での濃密な撮影の中で、スタッフの皆さんとこの作品で全国の劇場を開けたいと語り合っていた想いがカタチになり嬉しいです。自分がいつから大人になったのか、なっているのかわかりませんが、どれだけ時間を重ねても自分の物語の始まりはあの故郷で。改めて自分の故郷と向き合い、自分と向き合えるような作品だと思います。是非ご覧ください」と意気込みを明かした。

 このたび公開された予告映像には、夢都子・航のそれぞれが心に抱える、親や島への悩み、葛藤を感じさせる様子が映し出されている。

 原作者の湊かなえも「日本は島国なので、後ろに海が見える物語というのは、誰にでも伝わるものがあると思います。自分が海に囲まれたところに住んでいるという想像をしながらこの物語を観ていただくと、本当に自分の人生の物語として観ていただけるものがあると思います」と映画化についてコメントを寄せている。

(リアルサウンド編集部)