コンティ(左)とカリニッチ(右)はここにきてミランへの移籍希望を公言した。(C)Getty Images

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 早くも6人の新戦力を今夏のマーケットで積極的な補強を展開しているミランは、フィオレンティーナFWのニコラ・カリニッチにも熱い視線を注いでいる。フィオレンティーナは放出を否定しているが、選手自身は現地時間7月4日、「ミランに行きたい」と公に移籍を志願した。
 
 イタリア代表MFのフェデリコ・ベルナルデスキに契約延長を断られ、元スペイン代表MFのボルハ・バレロもインテル移籍に迫るなど、主力流出の危機にあるフィオレンティーナは、得点源であるカリニッチの残留を望んでいる。
 
 フィオレンティーナのパンタレオ・コルビーノGMは4日、「ミランには前を見るように伝えた。彼を売るつもりはないからだ。私はカリニッチに出て行ってほしくない」とコメント。ミランからの接触を認めつつ、放出しない方針と強調した。
 
 しかし、当のカリニッチはフィオレンティーナ退団の決意を固めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、ミラン加入を望んでいると明言したのである。
 
「フィオレンティーナにはこの2年間とチャンスを与えてくれたことを感謝している。でも、僕は次のステップを踏み出したい。だから移籍したいんだ。ミランが僕を求めてくれているのは知っている。大きなチャンスだと思うんだ。だからミランに行きたい。フィオレンティーナでの僕のサイクルは終わったと考えている」
 
 選手が明確に移籍を志願した以上、フィオレンティーナは放出を迫られるとの見方も少なくない。カリニッチはかつて指導を受けたヴィンチェンツォ・モンテッラ監督と再会するのだろうか。
 
 一方、ミラン加入が秒読みと言われているのが、アタランタのDFアンドレア・コンティだ。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、両クラブが2200万ユーロ(約26億4000万円)の移籍金で合意していると報道。トレード要員が決まれば取引はまとめるとの見解を示した。
 
 確かなのは、快足右SBの目にはもはやミランしか見えていないということだ。U-21代表で欧州選手権を戦い終えたばかりのコンティは、一刻も早くミラン移籍が決まることを望んでいると語った。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙がコメントを伝えている。
 
「僕にとってミランは夢であり、新シーズンは赤と黒のユニホームを着たい。いつ決まるか分からないし、僕が決められることじゃないけど、(ミランと)サインするためならバカンスに行かなくても構わない」
 
 コンティの代理人を務めるマリオ・ジュッフレディは「時間の問題だ。明日か明後日が良き日になるかもしれない」と、ミラン移籍が近いことを匂わせている。
 
 すでにDFのマテオ・ムサッキオ(ビジャレアルから)とリカルド・ロドリゲス(ウォルフスブルクから)、MFのフランク・ケシエ(アタランタから)とハカン・チャルハノール(レバークーゼンから)、FWのアンドレ・シルバ(ポルトから)とファビオ・ボリーニ(サンダーランドから)を獲得しているミランだが、さらなる補強もすぐそこに迫っているようだ。