【REPORT】防弾少年団(BTS)のライブ三部作堂々の完結!キャリアの集大成がここに ― Vol.1

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2014年10月から開始し、足掛け約2年半に及んだBTS Live Trilogyシリーズが遂に完結。ここではその日本版公演「2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR 〜Japan Edition〜」(6月21日、会場:さいたまスーパーアリーナ) の模様の前半をレポート!

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キャリアの集大成がここに!

2014年の「Episode II」は「The Red Bullet」というタイトルのもと、ワールドワイドに開催され、「Episode I」は翌年3月に「BTS BEGINS」と題してソウルで開催。今回の「Episode III」も今年2月から半年に渡り、世界規模で開催された。

タイトルにあるWINGSとは昨年10月に発表された韓国盤2ndアルバム『WINGS』のタイトルからとったもの。今年2月にはリパッケージ盤『YOU NEVER WALK ALONE』を発売しており、ライブはこれらの収録曲を中心に構成。さらに日本では今年5月に『WINGS』のタイトル曲「Blood Sweat & Tears」を「血、汗、涙」と題した日本語バージョンでリリースしており、それを引っ提げて、という意味もある。そんな見どころ満載となったステージとは?

紗幕がおり、白のジャケットと黒のパンツで統一したメンバーが登場。オープニングには『YOU NEVER WALK ALONE』収録の新曲「Not today」をチョイスし、館内は“BTS"コールで一つに。大勢のバックダンサーと共に繰り広げるステージはダイナミックにしてデラックス。ワールドスターへ飛躍しようとも、まだまだ前を目指すアグレッシブな幕開けは実に格好よく、メンバーが腕を組んで一つになるエンディングはメンバーの一体感を象徴したものか。

ファンの頬が紅潮する中、早速のMCでは、Vが「お久しぶりでごさる」と挨拶し、SUGAはいつものようにイヤモニを外し、歓声を煽る。ジンは早くも投げキッスを演じ、J-HOPEは「とりあえず、Make some noise」とかっ飛ばし、ジミンは「皆さん、今日は本当に綺麗」と歯の浮く台詞で沸かす。その後、彼は「遂に僕たちがさいたまスーパーアリーナに来ました!」と話した後に、目を閉じながら「こんなにたくさんのファンの皆さんが来てくれて、眩しいです」とコメント。J-HOPEもまた眩しそうに手を大きくかざしながら「特別な会場で皆さんに会えて本当に嬉しいです」と続け、ジョングクは「今日が最後のエピソードです」と紹介。SUGAは全席がSOLD OUTしたことに感謝し、RAP MONSTERは会場の名前にかけて「スーパーアリがとうございます」とコメントした。

「今日も楽しむ準備は出来てる?」というVの呼びかけでスタートした「21th Century Girl」はオープニングとは打って変わって、表情も振り付けも可愛らしく、リレー形式で次々に披露する愛嬌ポーズがとってもキューティー。その後も「ペップセ -Japanese Ver.-」「DOPE」とヒップホップチューンを畳みかけ、後者ではJ-HOPEが最高の笑顔を、ジミンが指ハートをプレゼントするなど、クールな中にも可愛らしさを光らせる。

それぞれのエピソードを練り込んだソロ・ステージ

“格好カワイイ”防弾少年団(BTS) らしさをきっちりと見せつけた後は、ソロ・ステージの幕開けだ。
まずは近未来感溢れるスタイリッシュな映像が映し出され、そこではジョングクを除く6人が皆、扉の向こう側へ向かう。そんなイントロダクションに続き、シルバーの刺繍が施された黒のスーツ姿にチェンジしたジョングクが「Begin」を披露。ハウスとR&Bが融合したフューチャリスティックなサウンドにのせ、タップダンスのように華麗なステップを踏む彼のステージングは実にドレッシー。ラストは一度フロアに背を向け、その後、体を半分だけ振り返らす伊達男ぶりを発揮する。何でも出来るがゆえにデビュー時より“黄金の末っ子”と呼ばれた彼だが、このステージは“末っ子”なんて言葉を吹き飛ばすような成熟ぶりが光っていた。

二番手は赤い照明の下、センターステージに登場したジミン。赤く染まった舞台とラメのジャケットが妖艶な印象を醸し、彼は目隠しといった小道具も駆使し、ソロ曲「Lie」の世界を表現していく。終盤ではバックダンサーのサポートで宙に浮かんだまま歌い、それは苦しみ、彷徨う気持ちを表現したものか?

メトロノームが音を刻む中、うっとりとピアノを演奏するSUGA。が、いつしか、かつての記憶がフラッシュバックし……。そんな映像に続いて登場した彼は、最初、ピアノの前の椅子に腰かけながらラップし、その後、立ち上がり、ステージ前方でポエトリーリーディングのように歌っていく。曲名は「First love」だが、ありきたりの初恋ソングにはあらず。ストリングスを従えたゴージャスセットで歌うのは、ピアノに恋した幼い頃の思い出だ。それが彼のミュージシャンとしての原点を強烈に伝え、歌い終えた後は静かにフェードアウト。勢いに頼ることのない終わり方も深い余韻を残していた。

3人のソロ・ステージが終わった後はジミン、V、ジン、ジョングクの4人ボーカルによる「Lost」へ。それぞれがトップスに赤を取り入れ、センターステージで歌うポジティブなメッセージソングにはやっぱり赤が似合う。
続く「Save ME -Japanese Ver.-」もセンターステージで演じ、途中からラップチームが合流。RAP MONSTERがフロアにマイクを向ければ、ファンは「Save ME -Japanese Ver.-」と声を揃え、そんなファンに彼は指ハートで感謝する。そして全員がステージ上で横になってスタートする「I NEED U (Japanese Ver.)」ではジョングクが安定の一回転ジャンプを見せ、ラストはJ-HOPEが口元に手をあてセクシーにキメる。こうしてチームとして鉄壁のフォーメーションを見せた上で再びソロ・ステージが始まった。

落書きがされた公衆電話ボックスをじっと見つめるRAP MONSTER。そんなイントロ動画に続いた彼のソロ曲は“自由になりたい”との思いを込めた「Reflection」。ビートに頼らず、じっくりとラップする彼のバックには深海や星空が映され、浮遊感を演出。ファンが彼の本名である「キム・ナムジュン」コールで声援を送ると、ステージ上の公衆電話から着信音が! ファンが皆、「一体、誰からの電話?」と訝しむ中、彼が受話器を取ると、照明が落ちる。そんな、なんともミステリアスなエンディングが次の展開を楽しみにさせる。

照明がつき、電話ボックスから現れたのはRAP MONSTERではなく、Vだった。彼のソロ曲「Stigma」は、彼女に許しを請う歌だが、ラメのジャケットを着、ファルセット全開で歌う彼の眼差しからはエロスが溢れている。フェイクを重ねながら、上を見上げる仕草を終えたエンディングは、この公演で最も大きな歓声を集めた瞬間の一つだった。

J-HOPEは、幼い頃から今までの写真を映し出してこれまでを振り返りながら「MAMA」を歌う。スウィンギーなヒップホップサウンドにのせるのは母への感謝。イヤモニを外し、大きな歓声を煽った後は、スタンドマイクのマイクを両手でしっかりと握りしめて、「땅 위 그 무엇이 높다 하리오. 하늘 밑 그 무엇이 넓다 하리오. 오직 하나 엄마 손이 약손. 그대는 영원한 나만의 placebo(これが歌詞です)」とアカペラ(韓国語) で歌い、真摯にメッセージ。最後は「ありがとう、マム」と笑顔を見せた。

ソロ・コーナーのラストを飾ったのはジンの「Awake」。再び、ストリングスチームが合流し、花びらの舞う中、彼はじっくりと歌いあげ、感動のステージが終わると、会場は大きな拍手に包まれていた。

ソロ・コーナーはビデオ上映で幕締めとなった。ジョングクもまた扉の向こうへと進み、全員で向かった先は真っ白な部屋。そこにはメンバーの記憶に残るものが置かれ、天から、真っ赤な花びらがいくつも降ってきた……。

【REPORT】防弾少年団(BTS)、更なる飛躍を約束したワールドスター!これからもA.R.M.Yと高みを目指す ― Vol.2

ライター:きむ・たく

【公演概要】
『2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR 〜Japan Edition〜』
日時:2017年6月21日(水) 開場18:00 / 開演19:00
会場:さいたまスーパーアリーナ

■番組情報
CS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」にてTV初独占放送が決定!
『2017 BTS LIVE TRILOGY EPISODE III THE WINGS TOUR 〜Japan Edition〜』

6月21日(水) さいたまスーパーアリーナ公演の模様をお届け!
7月16日(日) 午後8:00〜10:00[初回]
7月20日(木) 午後8:30〜10:30[再放送]

詳細:http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/o1982/

防弾少年団オフィシャルサイト:https://bts-official.jp/