ハビエル・バルデムの告白にジョニー・デップもびっくり?
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 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』でジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)への復讐心に突き動かされ、全ての海賊の滅亡をもくろむ“海の死神”サラザールを演じたハビエル・バルデムが取材に応じ、ジョニーと初めて会った日のことを語った。

 二人の出会いは1999年、ハビエルが同性愛者のキューバ人詩人レイナルド・アレナスを演じた『夜になるまえに』の撮影現場でのこと。ハビエルは「ジョニーがセットにやって来た最初の日のことを覚えている。本当に暑い日だった。彼はドラァグクイーンの格好(役衣装)で現れた」と切り出すと、「それが彼だとは知らなかったから、美しいお尻が歩いていくのを見て『ワオ! あの女の子は誰だい?』と聞いてしまった。『あれはジョニー・デップだよ』と言われて、『なんてこった! でもそんなこと気にするか』って」と笑って打ち明ける。

 「彼はとてもいい奴で、誰に対しても思いやりがあるんだ。会う人誰もが夢中になる。それから彼とは何度も会っているけど、全く変わらない」と当時から変わらぬ魅力を力説。そんなジョニーと本作で再共演するのは夢のようだったといい、「『アクション』の声が掛かってジョニーと一緒に居れば、彼がその世界に放り込んでくれるんだ。彼こそジャック・スパロウだからね」「撮影は本当に楽しかった。カットと言ってほしくなくて、『えーっ、続けようよ!』となったよ」と実物大で作られた船の上での迫力満点の撮影を振り返った。

 また、ハビエルの妻はシリーズ第4弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』に出演した女優のペネロペ・クルスであり、本作(第5弾)でシリーズ初参戦ながら『パイレーツ・オブ・カリビアン』の撮影現場のことは熟知していた。「クリエイティブチームがいかに素晴らしいか、(プロデューサーの)ジェリー・ブラッカイマーとディズニーの人々がいかにクリエイターに気を配っているかを知っていた。僕はその自由に魅了されたよ。提案をして、自分を表現することができる。だから2015年にジェリーから声が掛かった時、僕もちゃんと扱ってもらえるとわかっていた。脚本を読んで『うん、ここには僕がやることがある。やって楽しいこと、観て楽しいものがある。だからやってみよう』と思ったんだ」。

 そして、呪われたサラザールの独特のメイクには毎日3時間をかけ、その姿を最初に鏡で見たときのことを「そこには“憤怒”があった。それこそ僕が求めていたもの」と明かす。「サラザールのことを手負いの雄牛のように感じた。とても強いが、降参するより死を望むような。だから見るのがつらいんだ」とスペイン出身で何百試合も闘牛を観て(自身は嫌いだが父親が闘牛好きだったそう)、祖父は闘牛のための雄牛を育てていたという自らのルーツを役柄に反映させたという。こうしてハビエルが作り上げたサラザールの不気味さは軽やかなジャック・スパロウと好対照で、二人の対峙シーンは見応えたっぷりだ。(編集部・市川遥)

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は公開中