8月26日にラスベガス開催される元ボクシング5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアとUFC2階級王者、コナー・マクレガーとの対戦。すでにマクレガー陣営は6月にトレーニングをスタートしたことをSNSや自身のオフィシャルメディアなどを通じて公開してきたが、7月に入りメイウェザーも練習風景を公開。SNSを巧みに使い話題を提供して来た2人のファイターのネット上での対戦はすでにスタートしている。

ただ単に強いだけではなくメディアの利用法でもメイウェザーとマクレガーには共通する部分がある。マクレガーが7月1日に「I AM BOXING」というタイトルのトレーニング映像を公開。柔軟体操のような謎の動きや、ボクシングの練習に没頭するマクレガーの姿をドキュメンタリータッチで撮影、さらに食事のシーンや、ボクシングのスパーリングの模様などの迫力ある写真を次々と公開し続けている。

一方のメイウェザーも練習を公開。リングから長らく遠ざかっているものの、40歳とは思えない機敏な動きで徐々に体を作っている様子。コメント欄には「20年前ほどではないかもしれない、10年前ほどでも無いかも、実際には5年前とも同じではない、16オンスのグローブで練習するオールドレジェンドにすぎない」というやや自信が無いようにも取れる言葉が並んでいるが、裏を返せば「こんなコンディションの俺でもマクレガーは簡単に倒せる」との自信がうかがえる。
引退後のメイウェザーのインスタグラムといえば、思いつきで買った高級車や時計自慢に、世界中の各地の旅の様子、そこらじゅうで遊び歩いている姿をアップするセレブ生活ばかりだったが、8月26日には縄跳びを延々と披露し体のキレ具合をアピールするなど、粛々と体づくりに勤しむ姿を公開していくようだ。

すでに毎週のように行われている総合格闘技の大会やボクシングの試合とは別次元で地球規模の話題となっているこの2人の対決。当然ながら余りにもエンターテイメント化した試合ということで、批判も少なくない。しかし、ネットを通じてここまでオープンに対戦までの一部始終を本人たちが公開し、対決に臨む試合というのも前代未聞だろう。
蓋を開けたらとんでもない大凡戦になるかもしれないが、思った以上に両者の本気度が映像からは伝わる。当然ながら、公開する映像で手の内を全て晒すようなことは両陣営もしないと思うが、そんな心理戦も含め、両者がネットを利用して発信する情報を見守りながら8月26日を迎える、格闘ファンにとってこれ以上の贅沢は無いかもしれない。