お手伝いは、子どもの大切な学びの場。どんどんやらせてあげよう



子どもにはお手伝いをやらせたほうがいい、と言われていますが、なぜでしょうか。子どもにやらせると当然お母さんのように上手にはできないし、それをフォローするのにかえって時間がかかる。できればやってほしくない…というのがお母さんの本音ではないでしょうか。でも、お手伝いには子どもがこれから生きていくうえでとても大切な学びがたくさんあるのです。「子どもに仕事を手伝ってもらう」ではなく、「子どもの学びの場」としてとらえるとイライラも減るかもしれません。

お手伝いを通して人のために働きたい、役に立ちたいという気持ちを知る



子どもがお手伝いをすることによって得られる学び、それは自分がお手伝いをしたことでお母さんに「ありがとう」と言われる心地よさを知り、人のために働きたいという「貢献」の喜びを知るということ。これは人の役に立つ喜びを知るとても大切な学びで、独りよがりな人にならないための学びのステップ。人は生まれながらにして人の役に立ちたいという本能的欲求を持っていると言われています。心理学の用語で「エフェクタンス(効力感)」と呼ばれるもので、これを上手に刺激してあげるのです。貢献する喜びをお手伝いを通して学んだ子どもは、将来人や社会のために役立つ仕事を喜んでするようになります。

お手伝いを喜ぶ年齢は、自立心の芽生える3歳と3年生。貢献心を育もう



お手伝いを最も喜んでする年齢は3歳と、小学校3年生。これは子どもが成長において自立へのステップを踏んでいく時期だからです。3歳は自分が何かをしたことで貢献心が最初に芽生える時期です。この時期にお手伝いをさせないのは、人の役に立る喜びを知るチャンスを失ってしまうことにもなります。3歳はまだまだ体の成長が発達途上で手先も器用ではありません。たくさんある靴下の中から同じものを選んだり、レタスをちぎったりなどの簡単でゲーム性のあるものなら楽しみながらできそうですね。



出来栄えではなくお手伝いをしてくれた心が大事。「ありがとう」と笑顔で伝えよう



心身ともに成長している3年生には、お風呂掃除やお風呂を沸かす、お米を洗ってご飯を炊く、などの少しレベルアップしたお手伝いがよいでしょう。自分がやらないことで家族みんなが困る、自分も困る、というものが、お手伝いをしなければ!自分が動かなければ!という責任感を育みます。3歳にしても3年生にしても、できることはお母さんが満足するレベルには程遠いでしょう。でも、「頑張ってるね」「手伝ってもらってお母さん助かったよ。ありがとう!」と笑顔で伝えてあげましょう。出来栄えではなく人の役に立つって気持ちがいいな、という経験をすることこそが大切なのです。

今日の1日1成長



お手伝いは貢献の喜びを学ぶ大切な場。「ありがとう」と受け入れよう。子どものお手伝いも1成長、ママの「ありがとう」も1成長。玉井ユカコ(文)竹内エリカ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/