タンペレにリニューアルオープンしたムーミン美術館を訪れる前に、ヘルシンキの街でムーミンとその作者トーベ・ヤンソンさんの足跡を巡るのはいかがでしょうか?

トーベ・ヤンソンさんの軌跡を巡る

まずはトーベさんについて、ざっくりとご紹介。1914年にヘルシンキで彫刻家ヴィクトルさんとグラフィックアーティストのシグネさんの間に生まれました。母シグネさんはスウェーデン人、父ヴィクトルさんはスウェーデン系フィンランド人で、トーベさんはずっと芸術に触れて育ちました。

ヘルシンキ、カタノヤッカのトーベさんの生家。Luotsikatu 4

カタノヤッカにはムーミン屋敷を彷彿とさせるような塔モチーフの建築物が多い。

生家に近いカタヤノッカ公園は、トーベさんの生誕100周年を迎えた2014年に、トーベ・ヤンソン公園と改名されました。きっと幼いころのトーベさんも、この公園で自然に触れていたのでしょうね。

トーベ・ヤンソン公園。Kanavakatu 1, Helsinki

父・ヴィクトルさんは彫刻家として名を成しており、目抜き通りのエスプラナディ通りでもその作品を見ることができます。

「Hei vaan(やあ)」というこの作品はトーベさんをモデルに作られたそう。

同じく「Aallottaria(水の精・ナーイアス)」。

こちらだけではなく、Etelaesplanadi 22 の中庭にも作品があります。芸術家一家を支えていたのは母・シグネさんの力も大きかったようで、きっとしっかりもののムーミンママはシグネさんと似ているところがあるのでしょう。

「Mermaid」

トーベさんはフィンランドの学校になじめず、16歳でストックホルムの芸術学校に留学します。その後、フィンランド芸術アカデミー学校に通います。十代から商業イラストの仕事をしていたトーベさんですが、20代からはフレスコ画を公共建築などに描くなどの仕事をしています。そして、1945年にムーミンの第一作『小さなトロールと大きな洪水』を発表します。ヘルシンキ市立美術館ではトーベさんの描いた2枚のフレスコ画、企業のために描いた絵画などを見ることができます。

©Moomin Characters ™トーベさんのフレスコ画「都会のパーティー」と「田舎のパーティー」の前で解説してくださる館長さん。

©Moomin Characters ™フレスコ画をよーく見ると、ムーミンがいるんです!

©Moomin Characters ™病院を怖がる子供に、楽しい思いができるように階段を上がる絵も描いている。

このヘルシンキ市立美術館では、フィンランドのアートや文化のわかる展示を随時開催しています。7月末までは、デザイン、建築、アート、写真、美術の5つのフィンランドの歴史がわかる「Modern Life!」展を開催。アアルトやマリメッコなどの展示もあり、北欧デザイン好きにはちょっと注目の展示ですよ。

Helsinki Art Museum(ヘルシンキ市立美術館)
住所: Eteläinen Rautatiekatu 8, Helsinki
電話番号:(09) 310 1051
サイト: https://www.hamhelsinki.fi/ja/
営業日時:火-日 11:00〜19:00 
休み:月曜
チケット:一般 10ユーロ / 割引 8ユーロ / 18歳未満 無料

ヘルシンキはコンパクトな街なので、歩いてトーベさんのアトリエのあった場所にも行けます。

最上階がアトリエのあった場所。Ullanlinnankatu 1

トーベさんのアトリエ入口に飾られている、父・ヴィクトルさんが作ったレリーフ。

1944年から2001年に他界するまで住んでいたアトリエは、中には入れませんがヘルシンキで暮らしたトーベさんの日々を思い起させます。なお、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラさんも同じアパートに住んでいたそうです。

食べたい!買いたい!ムーミンスポット

日本でもグッズが人気のムーミンですが、せっかく本場に来たのなら訪れたいショップがあります。何軒かご紹介しましょう。

SWEET STORY HELSINKI(スウィート・ストーリー・ヘルシンキ)

2016年5月にオープンした、キャンディー専門店。ハンドメイドで無添加のキャンディーを販売しています。ムーミンの金太郎飴が人気です。お土産に喜ばれるかも?

©Moomin Characters ™ 5.9ユーロ。シュガーフリーは5.5ユーロ。

住所:Katariinankatu 3, Helsinki
営業日時:月〜金10:00〜19:00 土11:00〜18:00 日14:00〜17:00
電話番号:+358(0)505303676
サイト:http://sweetstory.fi/ (フィンランド語のみ)

Ivana Helsinki (イヴァナヘルシンキ)

日本でもセレクトショップなどで見かけるファッションブランド、イヴァナ・ヘルシンキでは3年前からムーミンコレクションを展開しています。レースの中にムーミンの模様があったり、ドローイングのキャラクターが組み込まれていたりと、遊び心に溢れたコレクションです。キッズ用もありますよ。同ブランドは2018年でブランド創立20周年を迎え、9月には東京で行なわれる「Finnish Life Style」でもイベントに参加する予定なのだとか。

1階は通常コレクション。

©Moomin Characters ™ 原画の持つ色のインパクトをファッションに昇華。

住所: Uudenmaankatu 15 Helsinki Finland
電話番号:+358 50 5051624
サイト:http://www.ivanahelsinki.com/ 
営業日時:Mon-Fri 11:00-18:00 / Sat 11:00-16:00 / Sun Closed

Mumin Kaffe(ムーミン・カフェ)

日本でもおなじみのムーミンカフェですが、本場は実は日本より後の2016年にオープンしています。ヘルシンキ市内には現在4店舗あり、7月には5店舗目がオープン予定なのだそう。コンセプトは赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代の人々に子供の世界を楽しんでもらうこと。ダイバーシティにも積極的で多種多様な人々を雇用することを心掛けているとか。店内は北欧デザインで、家具はヴィンテージと、とても写真映えします。

©Moomin Characters ™ ムーミンカフェ外観。

©Moomin Characters ™ グッズも買えます!

©Moomin Characters ™ 以前は食料品店だったそうで、その床をそのまま利用している。

©Moomin Characters ™ キッズエリアには絵本やブランコなどが。

©Moomin Characters ™ メレンゲで作られたニョロニョロ(3.5ユーロ)。

ジャーナリストのオーナーは冬や雨の日など、外で遊べない日に子供が楽しめるような場所を心掛けているそうで、週末には俳優による絵本の読み聞かせイベントを開催したり、ぬりえやブレスレット作成のワークショップなども行なっているそうです。

©Moomin Characters ™ トイレにはおむつ交換代もありますよ!

住所: Liisankatu 21, Helsinki
サイト:http://muminkaffe.com/en/
電話番号:050 3286272
営業日時:Open everyday 09-19

いかがですか?ムーミン愛が上がってきませんか?フィンエアーとVisit Finlandは現在ストップオーバー・フィンランドを展開中。ヨーロッパの他の国に立ち寄るついでに、フィンランドに最大5日間滞在することができますよ。
寄り道旅で、できたばかりのムーミン美術館やタンペレ、ヘルシンキの街をたっぷり楽しみましょう!

<関連記事>
・フィンエアーの詳細はコチラ
・ムーミン美術館の詳細はコチラ