3日、東京大学の中国人留学生が起業して中国人向けの良質な日本観光サービスを提供し、人気を博している。写真は中国人観光客。

写真拡大

2017年7月3日、日本新華僑報によると、東京大学の中国人留学生が起業して中国人向けの良質な日本観光サービスを提供し、人気を博している。

中国人観光客による日本旅行ブームのなか、日本の観光業界はニーズの変化に敏感に対応できていない。日本には中国人向けの良質な観光サービスが少なく、また、在日中国人のホワイトカラーの多くは仕事が忙しくてなかなか自分で旅行のプランを立てることができない。日本を訪れる中国人により自由でディープに、そして快適に日本式のサービスや日本文化を体験してもらうため、また70万人の在日中国人のレジャー需要を満たすため、東京大学の中国人留学生ら数人が旅行会社を立ち上げた。

東大で建築学を学ぶ王深(ワン・シェン)さんらは「細」と「精」をモットーに旅行会社を立ち上げ、ルートや観光スポット、商店の営業状況などを細かく下調べしたうえで、爆買いではない最も日本らしさのある「良質な旅」にこだわり、提供しているという。その内容は、絹織物や陶芸、漆器、ビール醸造といった体験型の旅行がメインだ。

王さんらが起業してから3年、会社は質の高いサービスと口コミによってさらに事業が拡大しており、今では在日中国人だけではなく、世界各地からやってくる中国系の人びとにもサービスを提供するようになった。王さんは「いい大学で建築を学んでいるのに、どうして観光業をやるのかと聞かれるが、建築デザインには社会や文化、そして人に対する深い実体験と理解が求められる。日本各地への旅は、日本社会をさまざまな面から知る絶好のチャンス。起業は中国人へのサービスのためでもあり、自分の建築デザインの勉強の役にも立っている」と語っている。(翻訳・編集/川尻)