ツール・ド・フランス、第4ステージ(モンドール・レバンからビッテル、207.5キロメートル)。ボーラ・ハンスグローエのペーター・サガン(右)から肘を入れられ転倒するディメンション・データのマーク・カヴェンディッシュ(2017年7月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ツール・ド・フランス(2017 Tour de France)は4日、第4ステージ(モンドール・レバンからビッテル、207.5キロメートル)が行われ、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)は、ディメンション・データ(Dimension Data)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)の落車を誘発したとして失格処分となった。

 フィニッシュまで残り約200メートルでサガンに肘で押されて金属製の安全フェンスに衝突し落車したカヴェンディッシュは、肩と指を負傷してレース後に救急車で病院に運ばれた。

 レースコミッションのフィリップ・マリエン(Philippe Marien)氏は、「最後のスプリントで他のレーサーを深刻な危険にさらしたとして、ペーター・サガンをツール・ド・フランス2017から失格処分とした」と発表している。

 4日夜にディメンション・データは、ツイッター(Twitter)に腕をつっているカヴェンディッシュが写真を投稿し、同選手が大会を棄権すると発表している。

 カヴェンディッシュは、「骨折していると聞いてとても落胆している。勝つのに良いポジションにつけていると感じていたが、それを敗れ、さらにツールを去らなければならないので本当に悲しい。キャリアのすべてをささげているレースだからね」とコメントしている。

「肩の痛みはひどくなってきている。感覚的には楽観視できないといったところだが、私は医者ではない」

 ステージを制したFDJのアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)の後ろにつけていたカヴェンディッシュは、サガンが肘を突き出したことによりフェンスに衝突して落車した。

 ツール・ド・フランスでのステージ優勝30回を数えるカヴェンディッシュは、メディカルスタッフによる治療を受けて、血のにじんだ包帯を巻いてフィニッシュラインを通過した。

 チームバスを取り囲んだ報道陣に対しカヴェンディッシュは、「私は大丈夫だ。少し痛みはある。これから詳細な検査を受けるのでその結果次第だ」とコメントしていた。

 カヴェンディッシュはレース後にチームバスに来たサガンと言葉を交わしたというが、肘を突き出した行為についてはさらなる説明を求めている。

「レース後に私に会うために来てくれたペーターにはとても感謝している。ペーターとの関係は良好だ」

「彼の行為は到底納得できないが、それがレースだ。だが肘を突き出したことについては少し当惑している。このことは彼と話し合わなければならないね」

 サガンのボディーガードは報道陣に対し、サガンがスプリントの際に他の選手と接触してバランスを失ったと話している。

「誰かが彼の後輪に接触した。バランスを失いかけていたので、落車を避けるために彼は腕を突き出したようだ」
【翻訳編集】AFPBB News