7月5日からアメリカ・ミキシー市で電動車椅子サッカー世界大会「第3回FIPFAワールドカップ」が開催される。世界各国の全10チームが集い、世界の頂点を目指すこの大会には日本代表も出場が決まっており、初優勝を目指しての戦いが始まる。

■電動車椅子サッカーとは?

 電動車椅子サッカーはフットガード(足元の囲い)を取り付けた電動車椅子を操作して行う競技であり、基本的なルールはサッカーやフットサルと似ている。自立歩行ができないといった障害を持つ選手が多く、スティック型のコントローラーで車椅子を操る。主にバスケットボールのコートを使用し、1チーム4人(GK含む)だが男女の制限はない。試合時間は20分ハーフで行ない、車椅子の走行時にも速度制限がある。

 試合では、車椅子を細かく操作しボール(標準的なサッカーボールより大きめのサイズ)をキープする様子や、正確にパスをつなぐ場面も頻繁にみられる。また車椅子を大きく回転させてロングボールや強烈なシュートを放つといったこの競技ならではの展開は他競技や通常のサッカーとも勝るとも劣らない迫力だ。

■日本代表の戦い

 日本代表はアジア・オセアニア地区代表として3大会連続出場を果たしており、今大会では初優勝を狙う。グループリーグは2日間で計4試合を行い、同じグループには優勝経験を持つアメリカやアルゼンチンといった強豪国もおり厳しい戦いが予想される中、決勝ラウンド進出を目指しての戦いに挑む。

 先月には電動車椅子サッカーを含む、日本障がい者サッカー連盟の7競技団体(アンプティサッカー・ブラインドサッカー・デフサッカー・脳性麻痺サッカー・ソーシャルフットボール・知的障がい者サッカー)統一の日本代表ユニフォームが発表されたばかり。今大会にも出場する日本代表塩入選手は「各競技団体の未来が詰まったユニフォームであり、これを着て世界で戦って勝つという大きな目標といえるユニフォームになっていく」とコメントしている。

 初戦は現地時間6日に行われる。日の丸の旗のもと、真新しい蒼きユニフォームを身にまとった勇者たちの世界での戦いに注目だ。