EXA AI SmartQAの利用イメージ(写真: ソフトバンクの発表資料より)

写真拡大

 ソフトバンクは4日より、AIシステム「IBM Watson(ワトソン)」を活用した新たな業務支援ソリューションの販売を開始すると発表。顧客からの問い合わせ対応といったQAサービスを自動化する「EXA AI SmartQA」と、採用活動時、学生からの質問に自動応答する「TalkQA for Recruit」の2つで、ともにチャットボット。担当者の負荷軽減を図る。

【こちらも】ソフトバンク、意思決定を支援するIBM「ワトソン」を新卒選考に活用

 エクサによって開発された「EXA AI SmartQA」は、LINEやLINE WORKSで顧客の問い合わせ対応や、社内の従業員向け窓口の対応などを行う。AIで最適な回答を導き出せるうえ、その管理も容易。導入にあたっての初期費用は35万円から、本番運用費は月間30万円となっている。

 「TalkQA for Recruit」はエクスウェアにより開発されたソリューションで、企業情報や採用情報など、学生からの問い合わせにチャット形式で24時間自動応答する。汎用性の高い質問データが予め用意されており、一からのデータ作成は不要。

 ウェブはもとよりLINEや「Pepper」にも対応するため、学生が持つスマホやPC、採用イベントでの利用も可能だ。話し言葉での質問も理解し、蓄積されたログは学生の関心を把握するのに役立てられる。初期費用は基本環境構築と学習データ併せ20万円より、運用時のシステム利用料は月間17万円からとなっている。

 AIを用いたパッケージ型ソリューションは、自社開発と比較して低価格でその導入も早い。2016年11月以降、ソフトバンクは「IBM Watson」を活用したソリューション販売を行ってきた。

 例えば、新卒採用選考時におけるエントリーシート評価、情報量が多い企業や官公庁、自治体サイトでのファイル検索サービスなどだ。さらに、本格的な導入前にAIの機能を試せるソリューションも販売している。

 「Pepper」や有力企業の買収に象徴されるように、AI研究、実用化を強く推進してきたソフトバンク。企業の業務効率化に寄与するソリューションへの期待は、今後も膨らむばかりだ。