産休後、やっと保育園には入れたと思ったら「なにこれ、私の給料、全部保育料になっちゃうじゃない!」と頭を抱えたいほどの保育料の高さ。

仕事と育児の両立も大変だし、思い切って会社を辞めちゃったほうがいいのかな、なんて思うこともありますよね。

でも、できれば辞めない方がいい、と私は思います。それはなぜか。理由をお伝えします。

理由1.キャリアの継続



仕事をいったん辞めてしまうと、キャリアにブランクができてしまいます。
今はどんな業界でもほんの数年いや数ヶ月離れると、まったく様子が変わってしまいキャッチアップに苦労します。

もしもあなたが正社員ならば、思いつく限りの制度を利用して、できる限り辞めない方向性を探ることをおすすめします。1年や2年、収入のほとんどが保育料で消えたとしても、退職金を含めた「生涯年収」で考えると、辞めない方が高額だからです。

場合によっては思い切ってジョブチェンジや起業することで収入が増える可能性もありますが、一度仕事を辞めたあと、子育てというブランクを経て別の会社に再就職となると、多くの場合手取額は下がってしまいます。

理由2.収入のリスクヘッジ



今の日本では男性の方が給与が高いことが多いので「パパが大黒柱」となりがちですが、夫ひとりの収入で家族が生活している場合、もしも夫の仕事が危うくなったり、ケガや病気をして働けなくなったりしたときに、一気に経済的なピンチが押し寄せます。

妻がいつでも稼げる状況にしておくことは、夫を「俺がもし倒れたら家族は…」という不安から解放してあげることでもあるんです。

理由3.子育てと違う世界を持つ


子どもに合わせた生活がまったく苦にならない、むしろ楽しいという人もいると思いますが、子どものペースに振り回されるのは苦手、少しでも大人としての時間がほしい、という人は働いていた方が精神衛生上いいだろうと思います。

子育て以外の世界を持つことで、自分の子どものよいところを客観的に見つけられるという面もあります。

理由4.子どものモデルケースとなる



今でも減りつつありますが、これからますます専業主婦という生き方は減っていくでしょう。
働く背中を見せるのは親の役目です。お子さんが女の子なら働く母に将来の自分の姿を、男の子なら将来のお嫁さんの姿を重ねます。

理由5.ふたたび保活するのはしんどい


東京など都市圏では、希望の保育園に子どもを入れるのは至難のワザ。
運良く入れても「仕事を辞めた」となれば、退園をすすめられてしまうこともあります。
たとえ今は給料が保育料で消えてしまっても、子どもを保育園に通わせるために、仕事を続けた方がいい、ということもあります。

働き方は柔軟に考えよう



この稿では、働き続けることをおすすめしてきましたが、ワーママが仕事を考えるとき、フルタイムで働くか、働かないかの二択だけで考えなくてもいいんじゃないかなと私は思います。

道はフルタイムのワーカーだけではありません。パートやアルバイトもありますし、たとえば在宅で数時間だけとか、知り合いの会社で週に1〜2日とか、時短とテレワークを併用するとか、子育てと両立しやすい働き方も増えています。

今のあなたにマッチした働き方ができるようできるだけ視野を広く持って、柔軟に考えましょう。

(文・曽田 照子)