3日、韓国・ニューシスによると、韓国の研究グループが世界で初めてがん細胞を誘発する炎症の原因物質を見つけ、がんの成長と転移をコントロールする道を開いた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

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2017年7月3日、韓国・ニューシスによると、韓国の研究グループが世界で初めてがん細胞を誘発する炎症の原因物質を見つけ、がんの成長と転移をコントロールする道を開いた。

ソウル大が設立運営する韓国初の融合技術専門研究機関「次世代融合技術研究院」の所長キム・ソンフン教授の研究チームは3日、がんを誘発する炎症に重要な役割をする分泌体を究明したことを明らかにした。

今回の研究成果は、細胞生物学分野の最高権威誌の一つ「Journal of Cell Biology」に、注目の論文として掲載された。

炎症とは、白血球などの免疫細胞が、細菌・ウイルスなどの異物の侵入または異物化した組織を排除しようとする生体の防御反応だ。がん細胞は逆にこの免疫細胞を自らの成長と転移に利用するが、これまでそのプロセスが正確に把握できていなかった。

研究チームは、大腸がんの細胞から炎症を誘発するエクソソーム(大きさ30〜200ナノメートルの細胞外小胞)を発見し、この中にあるリジルtRNA合成酵素(KRS)が炎症誘発に重要な役割を果たすことを確認、がんを誘発する炎症の原因を特定した。

研究チームは、KRS抑制によってがんの成長と転移をコントロールする新たな治療法の開発も可能とみている。キム教授は「今回の研究で、私たちの体でタンパク質の合成を担当している酵素が、がん細胞でどのように炎症を誘発するか、世界で初めて究明した」とし、「がんを誘発する炎症の調節だけでなく、がんの免疫治療にも活用できるものと期待している」と述べた。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「一日も早く治療薬ができて、がんで苦しんでいる人たちが完治しますように」「風邪薬のようにがんの薬も薬局で簡単に買える時代が訪れることを望む」「がん克服を願っています」「多くの患者が痛みから解放されることを祈っています」「それで、治療薬はいつ頃できるんだ?」など、がん克服と新薬への期待の声が多く寄せられた。

また、「おめでとう」「韓国科学技術の快挙だ」「本当にお疲れさまでした」など研究チームへの慰労の声もあった一方で、「がんが克服できても、また別の病気が出てくるだろう」と悲観的な意見も見られた。(翻訳・編集/三田)