濱口竜介監督商業映画デビュー作『寝ても覚めても』来年公開へ 東出昌大「嬉しくて堪りません」

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 第32回野間文芸新人賞受賞作品『寝ても覚めても』の映画化が決定。監督を濱口竜介、主演を東出昌大が演じることが発表された。

参考:川口敦子の『ミューズ・アカデミー』評:ホセ・ルイス・ゲリンと濱口竜介がみつめる現代映画の焦点

 本作は、芥川賞作家・柴崎友香が2010年に発表した恋愛小説を『ハッピーアワー』の濱口竜介監督が自ら映画化を熱望した恋愛映画。濱口監督は本作が商業映画デビューとなる。大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦と恋に落ちるも彼は突然姿を消してしまう。その2年後、東京に引っ越した朝子は、麦と瓜二つの男・亮平と出会い心惹かれていくが……。

 主演を務めるのは、『あなたのことはそれほど』の東出昌大。本作では麦と亮平の一人二役に挑戦。ヒロイン・朝子を、『恋仲』で女優デビューを飾った唐田えりかが演じる。

■東出昌大 コメントこのお話を伺ったのは二年前でした。それから、ずっとずっと首を長くして、今夏ようやっとクランクインを迎えられます。今は嬉しくて堪りません。不安と好奇の入り混じった複雑な想いで、台本と睨めっこしている日々を過ごしておりますが、奇跡のような映画を作れればと思っております。頑張りますので、楽しみに待っていて下さい。宜しくお願いします。

■唐田えりか コメント初めて台本を読んで泣きました。とっても素敵な物語で、胸が苦しくなったり、温かくなったりと感情移入してしまいました。オーディションが終わってからずっと受かってますようにと願っていたので、受かったよと聞いたときは本当に嬉しかったです!!ですがこんな大役をやらせて頂くのは初めてなので不安や恐怖もあり、プレッシャーを感じていたのですが、東出さんに、「朝子があなたで本当に良かった」と言って頂けた瞬間に、思わず嬉し泣きしてしまいました。それからは私で良かったんだと自信が持てるようになりました。素敵な方々とご一緒できるのが、既に楽しみで幸せで仕方がないです。この作品に私の全てを、それ以上をかけます!十代最後の夏、大恋愛します!

■柴崎友香(原作者)コメント

誰かに恋をしたとき、なぜどうしてもその人でなければならないのか。誰かを想うとき、最後に残る強い気持ちはなにか。それを知りたくて手探りでこの小説を書きました。今回の映画ではどんな風景が見えるのだろう。きっとわたし自身も驚くようなことが起こる、そんな予感を持って、完成を心待ちにしています。

■濱口竜介監督 コメント私自身が心から面白いと思っている小説の映画化、その監督を任されたことに興奮と緊張を同時に感じています。長い企画開発中、「同じ顔を持つ二人の男を愛してしまう女」という荒唐無稽さと、緻密な生活描写を併せ持つこの小説の「面白さ」はそもそも映像化可能なのかと不安にもなりました。そんな中、主人公の「麦/亮平」として東出昌大さん、「朝子」として唐田えりかさんを迎えられたことで、この小説はむしろ映像化されることをずっと待っていたのではないか、そんな心持ちになりました。この小説とキャストの出会いを、この上ない幸運と感じています。今もリハーサルしつつも続く脚本直しの中で、『寝ても覚めても』(タイトルがまたとても好きです)という原作の、途方もない面白さや、懐の広さを改めて感じているところです。そしてキャストの二人の存在が、私の緊張を和らげてくれています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。期待してお待ちください。

(リアルサウンド編集部)