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教えてくれたのはこの人!

滝沢守生さん/1968年生まれ。株式会社ヨンロクニ代表。フジロックフェスティバル の「キャンプよろず相談所」をはじめ様々なフェスの制作に従事。雑誌連載やアウトドアメディア「Akimama」の運営など幅広く活躍する山遊びの達人。

仲間達と自由気ままに遊びに没頭する数日間



──ここ最近のキャンプインフェスの様子はどのような感じですか。

ファミリーが増えてますね。ちょうど30代後半から40代前半の人達がフェス世代といっても過言ではないので。あとは若い来場者も多くなりましたね。やっぱり手軽なキャンプインフェスが増えているので、キャンプに行く機会が昔より増えているんですよ。徐々にステップアップして、ちゃんと段階を踏んでフェスに来ている感じなので、装備とかも意外とちゃんとしています。

──そんなビギナーの方に向けて、キャンプインフェスでのキャンプの楽しみ方を教えてください。

どこにテントを張るかは、ひとつのポイントですね。例えばフジロックなら、テントは多少頑張って山の上に登って張ったほうが、スペースはあるしキャンプらしさを味わうことができます。グループで来ていて仲間と楽しむっていうのであれば、特にそう。人が少なくて木陰もあるので、のびのびと過ごせてある意味、別天地ですよ。

──今回の企画のテーマのひとつが「お金をかけずに最低限の装備でフェスに行く」ということなのですが、これを踏まえた上でアイテム選びのポイントはありますか。

日常生活で使えるかどうかですかね。アウトドアアイテムの基本は、日常生活でも使えることが前提にあるので、生活に落とし込んで考えたとき意外と便利じゃんって。代表的な例だとフリース。僕らは山登りをやっているから当たり前のように着ていたけれど、アウトドアをきっかけに一般のマーケットに爆発的なブームを巻き起こすこともある。だからアイテムを揃える時も、日常生活で使えるっていう視点を持っていれば、優先順位で何を買っていけばいいか分かってきますよね。そしてやっぱり、購入するならある程度、いいものを買っておいた方が、長期で考えればお値段以上に得をすることになると思います。

【キャンプインフェスでは防水ギアを有効活用!】

天候が不安定な野外フェスでは、防水グッズはマスト。PVCフリー素材の保護ケース『E-Case』︎は、携帯ケースとしてはもちろんお財布として使用するのがオススメ。ジップロックと異なり強度もあるので激しく動く野外フェスには適しています。さらに、シルナイロンの『ウルトラシルドライサック』を携帯しておけば、雨が降ってもそこに荷物を入れれば濡れる心配もなし。



▲(左)『E-Case』︎実勢価格:3024円〜、(右)『ウルトラシルドライサック』実勢価格:1728円/8L。

見に行けなかったプレイリストを作るのもフェスの楽しみ。



──では、キャンプインフェスを盛り上げる楽しいグッズはありますか。

最近ハマっているのはイルミネーションライト。実用的なランタンだけじゃなくて、VJっぽくて面白いと思いますね。これは個人的なテントでの楽しみ方なんですが、夜にテントの中で、スピーカーでプレイリストを流しながら、このLEDライトを振って次の日のラインナップの予習をしています(笑)。「なんでこれを見逃したんだろう」って毎回後悔することが多かったので、ちゃんと事前に聴き込むのが大事なんだって思って。あとは、その日に見に行けなかったプレイリストを作って、テントの中で一人箱庭フェスをやるのも楽しいですね(笑)。

──見に行けなかったプレイリストは新しいですね。最後に、キャンプインフェスの魅力を教えてください。

気の許せる仲間達と気を張らず、好きな音楽を聴けるところですね。テントは気楽で自由なんですよ。どこに張ってもいいし、自分で好きなように決めることができる。ホテルだと、人が寝ているところに帰るのは気がひけるけれど、テントだとそれもないですし……。そして何と言っても、キャンプインフェスはいつ帰ってもいいんです。日帰りの場合は終電との戦いですが、帰らずにずっと会場にいて、仲間たちとハメをはずせるのはやっぱり嬉しいですよね。

【アウトドア初心者が気をつけるべきこと】

フェスは天候が変わりやすいので、テントから出かけるときの用心が必要。毎回、きちんと張り綱やペグを点検して、入口を閉めることを習慣にすれば、テントが飛ばされたり浸水したりといったトラブルを防ぐことができます。フェスでは、気が緩んで意外とテントのチェックが盲点になりがちなので意識してみましょう。

文/羽賀まり奈

※『デジモノステーション』2017年8月号より抜粋