アサシンクリードシリーズやウォッチドッグスシリーズなど、数々のヒット作を送り出しているUbisoftが1992年に生み出したマスコットキャラクター「レイマン(Rayman)」は、これまで数々のゲーム作品になってきました。そんなレイマンは欧州版のスーパーファミコンである「Super Nintendo Entertainment System(SNES)」向けにゲームとしてリリースされる予定だったそうですが、結局正式にリリースされることはありませんでした。しかし、その初期のプロトタイプがインターネット上で公開されており、誰でもダウンロードできるようになっています。

Rayman’s lost SNES prototype is available to download - Polygon

https://www.polygon.com/2017/7/3/15917458/rayman-prototype-snes-super-nintendo

レイマンを生み出したのはゲームデザイナーのミシェル・アンセル氏。ゲーム作品として正式に販売されたのは1995年にリリースされたPlayStation/セガサターン/PC向けゲームの「レイマン」が最初ですが、それよりも前にSNES向けにゲームを開発していたことを、アンセル氏がInstagram上で明かしています。

Pixel lovers ... Did this 25 years ago , the game was playable on the Super nintendo console but was never finished + We've lost the build . All these pixels are lost , like tears in the rain ... Michel Ancelさん(@michelancel)がシェアした投稿 - 2016 10月 18 1:18午後 PDT


そして、このプロトタイプをゲーム開発者のOmar Cornut氏が、突如Dropboxから誰でもダウンロードできるように公開しました。Cornut氏はゲームスタジオ・Lizardcubeの創始者で、アンセル氏からレイマンの初期ビルドのコピーを入手し、公開したとのこと。なお、ゲームメディアのPolygonによると、Cornut氏は「知り合いのミシェルに尋ねたところ、プロトタイプのデモが書き込まれたカートリッジを貸してくれました」と語ったそうです。



Cornut氏のツイートに添付されたDropboxのURLにアクセスすると、レイマンの初期プロトタイプのデータをダウンロードできます。このデータはほとんどのSNESエミュレータで再生可能とのこと。ゲームは初期のプロトタイプなので完全なゲームからはほど遠いものの、25年以上前に作成された幻のゲームということで一見の価値あり。

実際にエミュレーター上でレイマンの初期プロトタイプをプレイしているムービーがYouTube上に複数公開されています。

Rayman SNES prototype - YouTube

SNES Rayman (Early Prototype) - YouTube

Rayman SNES ver. (Prototype Cancelled ) - YouTube

なお、Cornut氏はこれまでに8ビット時代のセガのゲームを中心に、ゲームのデジタル版を保存するという取り組みを行っており、1989年にセガ・マスターシステム用のゲームとして発売された「モンスターワールドII ドラゴンの罠」のリメイク版である「ワンダーボーイ ドラゴンの罠」をリリースしています。

Wonder Boy: The Dragon's Trap - Consoles Launch trailer - YouTube