フィオレンティーナとの関係が破綻したと伝えられたボルハ。スパレッティ監督が就任したインテル移籍が濃厚だ。 (C)Getty Images

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 ボルハ・バレロとクラブの関係は完全に終わりを迎えたようだ。フィオレンティーナは現地時間7月3日、元スペイン代表MFに対して法的措置を取ると発表した。
 

 2012年夏にビジャレアルから加入して以来、フィオレンティーナの司令塔としてチームに欠かせない存在のボルハだが、今夏はルチアーノ・スパレッティ監督が就任したインテルへの移籍が迫っている。イタリア人指揮官は、16-17シーズンまで率いたローマ時代にも元スペイン代表MFの獲得を望んでいた。
 
 ボルハが退団に向かっていることで、サポーターはクラブへの批判を強めている。フィオレンティーナは6月26日、ファンからの抗議を受けて、オーナーのデッラ・ヴァッレ一族がクラブ売却の意向を明かしたばかりだ。
 
 そんな中7月3日、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、ボルハとみられる人物の『whatsApp』(チャットアプリ)の音声データが流出したと報じた。
 
 この人物は、友人かサポーターと思われる人々に対して「フィオレンティーナのサポーターはとても大事に思っている。まだ誰ともサインをしていない。それはクラブというよりサポーターのためだ」と述べ、さらにこう続けている。
 
「君たちと違い、フィオレンティーナはほぼ常に僕を望んでいないことを示してきた。公の場でそのことを話したいけど、契約があるからできない。終わったら話すと約束する。僕はいつも君たちに誠実だったし、今もそうありたい。話せるときになったら話す。会見を開いて全てを説明するよ」
 
 さらに、ボルハと見られる人物は「必ず僕は去るだろう。クラブに僕を追い出したい人がいるからね。この2週間は眠れなかったよ。難しいことだけど、近いうちにすべてを説明する」と、退団を認める発言も残している。
 
 この音声が本当にボルハ本人のものかどうかは不明だ。だが、以前から「ボルハが移籍する場合は選手の希望によるもの」という立場を取ってきたフィオレンティーナは今回、法的措置を取るという決断を下した。
 
 実際に移籍を望んでいるのがどちらかは分からない。確かなのは、ボルハとフィオレンティーナの関係が破綻したということだ。足にフィレンツェの経緯度を示すタトゥーを入れるほどヴィオラ愛が強かった元スペイン代表MFだが、今夏のクラブ退団は避けられないか。
 
 なお、ボルハとともにクロアチア代表FWのニコラ・カリニッチも退団すると言われるフィオレンティーナだが、一方でジェノアから新ストライカーを獲得するようだ。
 
 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、ボーナス込みの2500万ユーロ(約30億円)という条件で、フィオレンティーナがジェノアとアルゼンチン人FWのジオバニ・シメオネの移籍で合意したと報じている。