面白い? くだらない?
 
 僕は「何を言っているんだ?!」と思いながらも、それから携帯がスマホに変わり、ツイッターやLINEなどのネットワーク社会など、どんどんデジタル化していった。
 
 今の流れなら、人の喜びはロボットが作ることになってしまう。今では、人の感情も人の動きも察知できるほど、技術は発展・進化しているという。
 
 勝負を決めるために、一番の脇役であり本来なら必要ないのが理想であるレフェリーがロボットになるなんて発想は、刺身で食べられる新鮮なものを炙って食べるような、乗せなくて良い珍味を米の上に乗せて食べるようなもので、どこか「違う」と感じてしまう。そんな方向には行かないでほしい。
 
 人の心は人よりもセンサーで機械の方が分かる時代が来たら……。
 
 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督のサッカーは魅力的で大好きなサッカーのひとつでありながら、彼がそれに賛同している記事を目にした。
 
 しかしまさか、ここまでのことは考えていないであろう。
 
 日本のJリーグがプロ野球のようにセパ6チームずつの2リーグではなく、グロバールスタンダードで引き分けありのリーグにしたように、サッカーの魅力を永遠に人間の力で作り上げていってほしい。
 
 とはいうものの、そのロボットを作ったのも人間。やはり人間のパワーは凄い。そして独自性を持つというのは凄いことだ……。
 
2017年7月3日
三浦泰年