ドイツ・ブンデスリーガ1部、ケルン対ボルシア・ドルトムントの試合で審判がレッドカードを出す様子(2016年10月10日、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】サッカー中国甲級リーグ(2部)の保定容大(Baoding Rongda)と武漢卓爾(Wuhan Zall)の試合で、審判への暴力や八百長があったとする疑惑が伝えられ、同国サッカー協会(CFA)が捜査を開始した。

 本拠地で2日に行われた武漢との一戦で保定は2-1でリードしていたものの、7分あったアディショナルタイムの間にPKから失点し、試合を2-2の引き分けに持ち込まれた。

 北京新聞(Beijing News)によると、この結果に激怒した地元ファンは、試合後に警備員にエスコートされてピッチを後にした審判団に対して、がれきのようなものを投げつけたと伝えられている。記事ではまた、第4審判が更衣室で殴られたとされているが、襲撃した犯人については明らかにされていない。

 北京(Beijing)近郊に本拠地を置く保定の会長は、号泣しながら試合後の記者会見に臨み、チームの勝利が八百長によって奪われたと主張した。さらにピッチに報道陣を集めてリーグから撤退する意向を示し、その数時間後に「個人的な理由で」会長を辞任を申し出た。

 クラブは一連の騒動を受けて謝罪し、リーグから撤退するつもりはないと表明した。

 CFAは声明で今回の騒動について調査することを明らかにし、「CFAはこの事態を重く受け止め、事実と規則に従って関係者全員に厳格な処分を下す」と述べた。

「保定容大には落ち着いて主張を述べることを求める。一方、ファンの皆さんは冷静になり気持ちを抑制してもらいたい。当協会は追跡調査を続けて状況を把握をしながら、追って詳細を公表していく」

 中国サッカー界では以前から審判や職員による不正問題が続いており、2009年には汚職をめぐって大規模な一斉検挙が行われ、大勢の関係者が逮捕されて刑務所行きとなった。
【翻訳編集】AFPBB News