今年3月には批判に晒されたヴェンゲル(左)を「彼はクラブで非常に多くのことをしてきた」と擁護していたレーマン(右)。 (C) Getty Images

写真拡大

 黄金時代を知る先駆者から学び、現政権下で最大の苦境の打破を図りたいところなのだろう。アーセナルが元ドイツ代表GKでOBのイェンス・レーマンと、コーチ入閣に向けた話し合いを行なっているという。現地時間7月3日、英紙『テレグラフ』など複数の英国メディアが伝えた。
 
 同紙によれば、アーセナルはレーマンにトップチームのGKコーチではなく、より総合的な役割のコーチとしてオファー中で、現GKコーチのジェリー・ペイトンはチームに留まる意向だという。
 
 アーセナルは昨シーズン、低調なパフォーマンスに終始してプレミアリーグ5位でフィニッシュ。アーセン・ヴェンゲルが就任以降、19年間獲得し続けてきたチャンピオンズ・リーグ出場権を初めて失った。
 
 FAカップこそ優勝して意地を見せたものの、巷ではヴェンゲルの限界説が叫ばれ、サポーターが指揮官の解任を要求するデモを行なうなど、そこにかつての絶対王者の姿はなかった。
 
 そうした逆風が吹く中でもアーセナルは、6月1日に解任が叫ばれたヴェンゲルと「2年の契約延長をした」と公式発表。新シーズンは捲土重来を期す1年と位置付けられており、黄金時代を知るレーマンへのコーチ打診は再建への情熱ゆえだろう。
 
 レーマンは2003年から2008年、さらに引退後に一時復帰をした2011年にアーセナルでプレー。当時イングランド代表の正GKだったデイビッド・シーマンの後継者として加入した入団1年目の2003-04シーズンには、守護神としてプレミアリーグ全試合フル出場。チームの無敗優勝に貢献した。
 
 そんな“The Invincibles(無敵のチーム)”の一員だったレーマンの招聘について、テレグラフ紙は、「アーセナルのCEOであるイバン・ガジディス氏は、かつての守護神により強い勝者のメンタリティーを植え付けることを期待している」と、その理由を予想した。
 
 正式発表はまだだが、役職も明確に報道されているだけに、合意は近いのかもしれない。リヨンのFWアレクサンドル・ラカゼットをクラブ史上最高額で獲得間近と伝えられるアーセナルだが、レーマンの入閣にも注目したい。

「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち