中国北部・秦皇島で試験走行する大型バス。NurPhoto提供(2016年8月2日撮影)。(c)NurPhoto/Luo Xiaoguang

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【AFP=時事】中国で走行中の乗用車をまたいで走って渋滞を回避できるとうたい、大きな話題を呼んだ未来型バスをめぐり、北京(Beijing)の警察当局は2日、違法な資金調達に関与した疑いがあるとして、事業に出資した投資会社に対する捜査を開始したことを明らかにした。このバスは実現にこぎ着けていない。

 電動のこのバスは2010年に提案され、昨年8月、北部の河北(Hebei)省にある施設で走行中の乗用車2台をまたいで走る試作車両の映像が公開されると、世界中で大きな注目を集めた。ただ、かねて実現可能性を疑問視する見方が多く、国内メディアは資金源について疑惑の目を向けていた。

 北京の警察当局は、出資したインターネット金融会社の華贏凱来(Huaying Kailai)に対して、違法な資金調達に関連して捜査を行っていると発表。これまでに白という姓のみ公表されている人物を含む32人の身柄を拘束したという。

 中国政府に提出された書類によると、バスを開発した巴鉄科技発展(TEB Tech)の資本の9割は、華贏凱来を創業した白丹青(Bai Danqing)氏が所有している。

 巴鉄科技発展によると、このバスを運行するには少なくとも2本の軌道と、車両の下を走る車用の車線も必要となる。同社はバスには最大1400人が乗車でき、最高時速60キロでの走行が可能だと主張していたが、映像では非常にゆっくり走るバスの姿しか映っていなかった。

 国内メディアによれば、計画は棚上げ状態になっている。
【翻訳編集】AFPBB News