今回のビジネス女子マナーは、医薬品関連会社勤務の須藤京子さん(仮名・27歳)からの相談です。

「この春に転職して、はじめての夏を迎えます。ここの会社は決められた夏季休業がなく、お盆の頃の土日に合わせて、前後に有給休暇をくっけて連休にするスタイルが通例のようです。
どうせなら自分が休みたいところを設定したいのですが、新人なので目立つような行動はとりたくありません。どうしたら、嫌われずに自分の好きなところで休めるでしょうか」

鈴木先生に聞いてみましょう。

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夏休み取得は早い者勝ち。立場順というルールはない

全社員一斉の休業が決められている企業は別として、個々の判断で有給休暇を使う場合、夏休みはある意味、先着順です。上司が一番に決めてスケジュールを確保し、次にベテランの先輩が決めてから、空いている日の中で若手社員が決めるーーなんてルールのある職場は、あまり聞いたことがありません。

だから、急ぎましょう。職場の繁忙期は出勤するようにして、あとは他人と休みが重ならなければ基本的にOKです。

相談ベースで先輩に報告すると好印象

おおよその日程を決めたら、まずは先輩に打診しましょう。相談ベースで聞くと、先輩も気分がよいものです。

まず、「〇〇先輩はいつ頃夏休みを取るんですか」とさりげなくリサーチ。そのあとで、「私はこのあたりで休みたいと思っているのですが……」と伝えましょう。

「どうぞ、先に決めていいわよ」などと言われたら、上司にも「この期間で夏休みを取りたいのですが」と相談するのがおすすめです。
100%自分で決めてから報告するのと、相談するのとでは与える印象がまるで違います。

他の人の休みの日も自分の手帳に書いておく

そして、自分の休みが決まったら、自分はもちろん、他人の休みも手帳に書いておきます。共有スケジューラーへの入力もお忘れなく。仕事はチームで進めますから、とくに夏場のタスクは前倒し励行ですね。夏は段取り力を磨くチャンスでもあります。

くれぐれも、同僚が海外旅行しているのに、仕事メールを送りつけて返信を求める、なんてことにならないよう気をつけましょう。

夏休みくらい、仕事や会社の人間関係のことは忘れて楽しみたいですよね!



■賢人のまとめ
自分ですべて決めないで、相談ベースで進めると好印象につながります。手帳には他の人の休みの日も描き込んでおき、お互い、休みが気持ちよくとれるように、段取りよく仕事を行いましょう。

■プロフィール

女子マナーの賢人 鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

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