車両価格3万5000ドル(約390万円)という普及価格帯に初めて属するEV「モデル3」について、テスラのイーロン・マスクCEOがモデル3の第1号車は7月7日(金)にも完成する見込みであることをツイートしました。また、今後は2017年末にかけて月産2万台という生産体制に到達させるとも発表しています。

Elon Musk says Tesla Model 3 production starts imminently | Ars Technica

https://arstechnica.com/cars/2017/07/tesla-will-deliver-the-first-model-3-evs-by-the-end-of-the-month/

マスク氏が投稿したツイートがコレ。「モデル3は生産に必要な全ての法的な要求事項を2週間前倒しで満たしました。SN1(シリアルナンバー1:第1号車)は金曜に完成する予定」という内容をつぶやいています。





続くツイートでは、「最初の30人の顧客には7月28日に納車します!生産は指数関数的に増加し、8月には100台、9月には1500台以上を生産予定」と明らかにしています。





さらに、「12月にはモデル3を月産2万台体勢で生産することができそう」ともツイート。全世界で40万台とも言われるモデル3のバックオーダーを抱えるテスラにとって、これまでにない規模の生産体制を整えるのは急務といえます。





ちなみに、直近の発表によるとテスラは2017年第2四半期に2万5708台の車両を生産し、1万2000台のモデルSと1万台のモデルX、合計2万2000台の車両を納車したことが明らかにされています。これを単純計算すると月産約7300台ということになり、モデル3で掲げる「月産2万台」がいかに高いチャレンジとなり得るかがわかるはず。

Tesla Q2 2017 Vehicle Production and Deliveries (NASDAQ:TSLA)



また、この期間には車両に搭載されるバッテリーパックの不足が深刻な状態に陥ったことで生産に影響が現れたことも明らかにされています。モデルSは75kWhおよび100kWh、モデルXは100kWhのバッテリーを搭載するのに対し、モデル3は40kWh〜80kWhのバッテリー容量になるとみられていますが、「月産2万台」というハードルをクリアするためには、さらなるバッテリーの生産体制をも整える必要があります。

ちなみに、モデル3のベース価格は3万5000ドルとの発表ですが、これはテスラ車の目玉機能であるオートパイロット(準自動運転)が搭載されない車両の価格ともいわれています。すでに予約済みの人からの情報や、これまでのテスラのオプション価格などの動向から判断して、実勢の車両価格は4万5000ドルから5万ドル(約500万円〜550万円)になるという予測も飛び交っています。

Tesla Model 3 average sale price and budget to be closer to $50,000 based on latest data from reservation holders | Electrek