スーツケースで埋め尽くされた出発ロビー(画像は『Nini Castaneda 2017年6月29日付Instagram「So Gardermoen airport collapse today.」』のスクリーンショット)

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ノルウェーの首都にあるオスロ空港から出発予定であった乗客達のバカンス気分は、思わぬ出来事によって吹き飛ばされてしまったのではないだろうか。6月29日の午前6時、あるトラブルにより持ち主とともに飛行機に載せられるはずのスーツケースが空港に置き去りにされ、あたりを埋め尽くすというハプニングが発生した。

ノルウェーのニュースサイト『NRK』によると、このトラブルの原因はオスロ空港内の古いターミナルに設置されているX線検査装置の故障によって引き起こされた。原因解明及び復旧作業が続けられているものの、どのような理由で故障に至ったかは判明していない。

これにより、このターミナルを利用するスカンジナビア航空及びヴィデロー航空の乗客の荷物検査が不可能となり飛行機に載せることができなくなってしまったため、これらの荷物は全てオスロ空港に置かれたままになってしまった。オスロ空港職員のインスタグラムにアップされた写真には、出発ロビーが大量のスーツケースによって埋め尽くされている様子が捉えられている。

スカンジナビア航空のデューティーマネージャーであるイェンス・クリステンセン氏は『NRK』のインタビューに対して、混乱緩和のため一部の乗客に新ターミナルの利用を促すとともに、携帯式のX線検査機を使用しストックホルムやコペンハーゲンに向かう乗客の荷物を優先してチェックインを行ったと話している。

乗客の移動先となった新ターミナルは航空会社「ノルウェー・エアシャトル」が利用しているが、その乗客からのトラブルは報じられていないことから全ての空港利用客が被害に遭ったわけではないようだ。

ちなみに29日のオスロ空港の利用者は約9万人だったもよう。うち被害に遭った人の数は把握できていないものの、クリステンセン氏は「全空港のチェックインカウンターやセキュリティチェック前に生じた長蛇の列などにより、荷物を持たないまま出発する羽目になったり、フライトの延期を余儀なくされた乗客はかなりの数に上るのではないか」と話している。

画像は『Nini Castaneda 2017年6月29日付Instagram「So Gardermoen airport collapse today.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)