屋外自律走行監視ロボットSV-S500。(画像:シャープ発表資料より)

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 シャープは、工場の敷地などを自律走行し、360度のカメラで常時撮影を行い、不審者の侵入などを遠隔監視する屋外自律走行監視ロボットSV-S500(以下、S500)を、アメリカで販売開始した。同国ジョージア州に本社を置く大手警備会社、U.S.Security Associatesに対し既に納入が行われているという。

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 S500は、GPSで現在位置を把握する能力を持っており、それにより、設定上の巡回ルートを自律走行する。PTZカメラ(パン・チルト・ズームカメラ)と、前後左右の広角カメラで、常時360度を撮影可能。その撮影像は監視ルームに送られ、人間が遠隔監視することができる。

 また、本体にはスピーカーとマイクも搭載されており、監視ルーム内から、不審者に対してコミュニケーションをはかることもできる。サイレンを鳴らすことも可能だ。

 安全面はどうか。S500は、パーソナルケアロボットの安全性に関する国際規格「ISO 13482」の認証を取得している。国際標準化機構(ISO)が発行しているもので、一定距離内に人や物体を検知したら自動で減速や停止をする、高温や低温、降雨時などにもその性能が失われない、などの特徴を備えていることから取得が認められた。

 今後、警備会社、工場、倉庫、データセンター、空港、湾岸設備など、広大な敷地を有する企業や施設などに対して提案を進め、警備コストの低減などをアピールして売り込んでいくという。

 ちなみに4輪駆動であり、駆動機関はリチウムイオンバッテリーである。格納時のサイズは幅860×奥行1,470×高さ1,310mm(突起部除く)。アームを上昇させると高さは1,760mmとなる。最高時速は5km/h。

 なお、日本での販売は現状では予定されていない模様。