フランス首都パリ郊外のベルサイユ宮殿で開催された上下両院合同会議に出席するため、同宮殿内の回廊を歩くエマニュエル・マクロン大統領(2017年7月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は3日、首都パリ(Paris)郊外のベルサイユ宮殿(Palace of Versailles)で就任後初となる上下両院合同会議を招集し、演説を行った。

 その中でマクロン大統領は、国政の「抜本的な変革」を誓い、国会議員数の3分の1削減を提案するとともに、議会で承認が得られなければ国民投票を実施してその是非を問うと言明した。

 マクロン大統領は、同国の歴代国王が暮らしたきらびやかな同宮殿で登壇し、厳粛な面持ちで1時間半に及ぶ演説を行い、施策を発表した。

 マクロン氏は選挙運動中に掲げていた議会改革計画を実行する意志を新たにし、下院577、上院348という議員定数を3分の1削減するとともに、選挙に一部比例代表制も導入する意向を示した。

大統領はこれらの改革実現のための法案が議会を1年以内に通過するよう望むと期待を示す一方で、「必要に応じて」国民投票を実施する権限も留保していると述べた。

また治安面について大統領は、2015年11月にパリで発生したイスラム過激派による襲撃後に発令され、以来延長され続けてきた非常事態宣言を「秋にも」解除する方針を確認。その代わりとなる厳格な対テロ法の施行を目指していく構えも明らかにした。

フランスで上下両院合同会議が開かれるのは異例だが、マクロン氏はこれを毎年恒例行事にしたいという考えも示している。野党は今回の会議を批判し、大統領がベルサイユ宮殿にこだわる姿勢は「君主制」をにおわせる動きを証明するものに他ならないと指摘している。
【翻訳編集】AFPBB News