iPhone8では、Touch IDがディスプレイ内に埋め込まれるのか、それともSamsungのGalaxyと同じく背面に移動するのかで大きく見方が分かれていましたが、新たに衝撃的なレポートが著名アナリストによって発表されました。2017年秋にリリース予定のiPhone8は、Touch IDそのものが搭載されないというのです。

技術的な問題を解決できず

レポートを発表したのは、KGI証券のアナリストであるミンチー・クオ氏です。同氏はApple製品について非常に正確な予測を下してきたことで知られており、これまでiPhone8についても製造時期がずれ込むことや、ディスプレイが5.15インチになることなどをいち早く指摘してきました。
 
彼が新たに発表したレポートによると、Touch IDの搭載が見送られる理由は、(1)フルスクリーンのデザインでは現行の静電容量式センサーでは指紋を認識できない、(2)ディスプレイ内での指紋認証技術には依然として課題が残っていることによるものだそうです。
 
クオ氏は技術的課題として、パネルにおいてより複雑なピクセル設計が要求されること、LCDより薄いにもかかわらずOLED越しのスキャン技術が満足の行くものでないこと、パネルモジュールのせいでスキャンが成功しにくいことなどを挙げています。
 
また、Touch ID搭載が見送られることによって、クオ氏は、以前指摘した「10〜11月への製造時期のずれ込み」が解消されるとも述べています。

Touch IDの代わりに顔認証?

ただし、悪い話ばかりではありません。
 
Touch IDの代わりとして、クオ氏は3Dセンサーによる顔認証など、新たな認証技術が採用されると考えています。
 
また、iPhone7s/8はメモリーが3GB(7sのみ2GBで非デュアルカメラ搭載)、3モデルとも内蔵ストレージが64/256GBの2種類、Lightning端子で急速充電が可能なUSB-C Power Deliveryのサポート、スピーカーの性能向上、iPhone8のみカラーが限定されることなどにも言及しています。
 
すでに顔認識技術を採用しているSamsungのGalaxy S8の認証が、写真で突破されてしまうという厳しい現実に加え、Touch IDなしでApple Payをどう使うのかなどの懸念も発生するだけに、ひとまず新たな続報を待ちたいところです。
 
 
Source:MacRumors
(kihachi)