長時間労働に嫌がらせ、パワハラが原因に……

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厚生労働省は2016年度の労働に起因するうつ病などの精神障害による労災認定は、前年度から26件増加し、過去最多の498件だったと、2017年6月30日に発表した。

また、労災の請求件数も15年度から71件増加して1586件となり、12年度から4年連続で最多を更新している。

原因は長時間労働に嫌がらせ、いじめ、パワハラ

うつ病などの精神障害を原因とする労災の請求件数は、調査開始の1983年度から98年度までは低い水準で、横ばいの状態が続いていた。しかし、99年度以降は増加傾向に転じ、2009年度には1000件を突破した。それに伴い、認定数も増加している。

発病の原因としては、月80時間以上の残業や2週間以上の連続勤務など、仕事の量・質にかかわるものが149件と最も多かった。

次いで多かったのは嫌がらせやいじめ、パラハワなどの対人関係に関するもので、合わせて100件だった。

年齢別の労災認定件数をみると、40代が144件で最多。次いで30代が136件だった。ただ、どちらの年齢層も前年より減少していた。

逆に、増加傾向にあるのが若年層で、20代は前年から20件増えて107件。10代は7件増えて9件となっている。これらの年代の自殺者も増えており、20代では前年から8件増えて22件に。前年ではゼロ件だった10代も2件に増加した。