2014年のメット・ガラにて

ジェイ・Zが自ら立ち上げたストリーミングサービス「Tidal」でリリースした4年ぶりとなるNEWアルバム『4:44』。収録曲の歌詞の中で浮気疑惑を認め、反省しているのではないかと話題を呼んでいる。昨年、ビヨンセがリリースしたアルバム『レモネード』の収録曲「Sorry」で、ジェイがベッキーという女性と浮気をしたと告発していたのをまだ覚えている人も多いはず。

 

なんとジェイは最新アルバムの収録曲「Family Feud」で、「君のおかげでいいものすべてをダメにしてしまうところだった / 俺を放っておいてくれベッキー / 家族を大切にしない男はリッチにはなれない」と同一人物の名前を出して釈明。さらに「Kill Jay-Z」という作品では「お前はソランジュをけしかけた。言わなくちゃいけないのは、全部自分が悪いってことだと知っていたのに」とも!

もちろんこれは2014年、メット・ガラのアフターパーティの会場のエレベーターの中で、ジェイがビヨンセの妹ソランジュに殴られた事件のコト。ソランジュはジェイとベッキーの浮気を知って激怒したと言われているけれど、「自分が悪い」ということは浮気を認めたとも受け取れる。さらに同曲の中で、ジェイは「お前はエリック・ベネイになるところだった。世界で一番クールな女の子を逃すところだったんだ」とも。これは、浮気が原因でハル・ベリーと破局したエリック・ベネイと自分を重ね合わせているとみられている。

またジェイは、最新アルバムで自分の母親グロリア・カーターがゲイであることも告白。「ママは4人の子どもがいる / でも彼女はレズビアンだった / 彼女は役者のように長い間、自分を偽らなくてはいけなかった」。さらに「クローゼットに隠れなくてはいけなくて / 彼女は薬を飲まなくてはいけなかった / 社会から恥だと思われることと痛みは、引き受けるには大きすぎた」とLGBTQの人たちの苦しみを歌う部分も。

あまりにもセンセーショナルな内容にリリースと同時に大きなニュースになっている最新アルバムには、「話題作りでは?」という声も出ているけれど、それにしてはショッキングすぎる! ちなみにビヨンセや愛娘ブルー・アイビーちゃんのボーカルが入った楽曲もあるというから、日本でのリリースがますます楽しみ。

2017年2月 グラミー賞の授賞式にて

Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka