3日、韓国メディアによると、韓国の中道系野党「国民の党」は2日、今月上旬にドイツで開かれる主要20カ国・地域首脳会議に合わせて調整が進んでいる日韓首脳会談に関し「慰安婦問題の解決に向けた慎重な戦略が必要だ」と訴えた。写真は韓国大統領府。

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2017年7月3日、韓国・ニューシスによると、韓国の中道系野党「国民の党」は2日、今月上旬にドイツで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて調整が進んでいる日韓首脳会談に関し「慰安婦問題の解決に向けた慎重な戦略が必要だ」と訴えた。

上記の発言は「日韓首脳会談で安倍晋三首相は日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の早期撤去を求め、日韓慰安婦合意の着実な履行を促す予定」という日本メディアの報道を受けたもの。

ソン・クムジュ「国民の党」主席報道官は2日、論評を通じて「今回の日韓首脳会談は文在寅(ムン・ジェイン)政府発足以降初の日本との対話だ。朴槿恵(パク・クネ)前政府の“右往左往する外交”の失敗を他山の石にしなければならない」と主張した。また、「明白な目標のない外交は成功しない」とし、「全ての外交問題と連携した慎重なアプローチで対立を解消し、調整できる戦略的な会談が必要だ」と述べた。

その上で、ソン主席報道官は文大統領に向けて「今のままでは慰安婦合意を絶対に受け入れられないという国民の支持を信じ、柔軟な交渉を通じて国民の傷を癒やせる外交上の成果を見せてほしい」と強調。「慰安婦像の問題は日本が過度に介入し干渉する問題ではない。『日韓慰安婦合意には問題が多いという点を十分に指摘する』と言っていた文大統領の候補時代の約束を国民は覚えている」と述べた。

国民の党は党員のイ・ユミ氏が先月29日に「文大統領の息子が就職で特別扱いを受けた」という疑惑の証拠を捏造(ねつぞう)したとして逮捕されていた。そのため、この報道に寄せられた韓国ネットユーザーの声は「国民の党が今の民主政府に助言?日本政府より図々しいね」「言われなくても準備しているよ」「当然のことをいちいち言わなくていい」「(大統領選を争った)安哲秀(アン・チョルス)前国民の党代表が大統領になっていたら外交における全ての成果が捏造されていただろう」「正しいことを言っているのになぜか笑える」「合意内容を捏造しろと?」など国民の党に対する批判的なものが多くみられた。

そのほか「いっそのこと日本と直接交渉して。慰安婦問題では韓国が譲歩したから、独島(日本名:竹島)を韓国領と認めるよう促してほしい」「本当に慰安婦問題を解決する意思があるのなら、文政府はまず、日本から受け取った10億円の返還を宣言するべき」「文大統領は国民の気持ちを分かっている。心配ないよ」などと主張する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本)