モニカ・ローズさんはケンダル・ジェンナー、クリッシー・テイゲン、ジジ・ハディッド、クロエ・カーダシアン他、数々の有名人を顧客に持つ人気スタイリスト。ダスターコートにタイトなワンピースやジーンズ、短パンを合わせるという彼女のスタイリングは、現在のストリートスタイルの主流。ローズさんはまた、単色で全身を統一したり、ハイファッションに新進デザイナーの服やファストファッションを組み合わせたりする達人でもあるそう。

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38歳になった今では、そのセンスを世界中に受け入れられている彼女だけど、それまでの道のりは決して平坦ではなかったよう。2001年にL.A.に移った時は、スタイリストとしてキャリアを築くことができるとさえ思っていなかったというローズさん。コネも経験もない、ゼロの状態から始めて、ようやく編集の仕事に就くことができたのだとか。2007年には、そうした仕事を通じてキム・カーダシアンと知り合い、姉妹達のスタイリングをするなど、家族ぐるみのつき合いをしながら、徐々にクライアントを増やしていったとのこと。

そこで、コスモポリタン アメリカ版が、ローズさんがどうやって今日の輝かしいキャリアを築いてきたのか、セレブをクライアントに持つとはどういうことかなど、ご本人に直撃インタビューしてきました。

――あなたは今、最も影響力のあるセレブのスタイリングを手がけています。どうやって現在の地位を獲得したのですか?

私は(カリフォルニアのワトソンビルという)小さな町に生まれました。ロサンゼルスに移った時は、スタイリストという仕事がどういうものかさえよく知らなかったのです。でも、(街のブティックで)働いていた時期に、スタイリストが出入りするのを見て、へえ、これで本当に仕事ができるんだ、って思って。もちろん、どうやればいいかなんてまったく知りませんでした。すべて自分で学ばなくてはならなかったので、ネットワークを作り、カメラマンに会い、最初は沢山の仕事を報酬なしでやりました。

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――そういう状態からスタートするのは大変でしたか?

沢山のドアが私の目の前で閉ざされるのを見てきました。人々は私をはねつけ、デザイナー達は「申し訳ないけど、貸せません」って。それによって、闘志に火がつきました。…こう思ったのをおぼえています。「いつか、私のためにドアを開けるようになるわ」って。

We love you G!

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――あなたの創り出すストリートスタイルは、セレブが数時間しか着ないこともありますが、その後瞬く間に広まります。今やストリートスタイルは、レッドカーペットファッションより影響力があると思いますか?

人々が(セレブの)デイリーコーデを見るのが好きなのは、自分と関わりがあるからです。自分の生活の中で着るもののアイディアが欲しいのです。レッドカーペットファッションは、ある程度型が決まってますからね。

セレブに大人気!ご指名スタイリストのお仕事術

――あなたのトレードマークであるダスターコートスタイルは、どうやって思いついたのですか?

あれは私のものだとは思っていません。私は本当に、何についても自分のものだとは思わないんです。でも、すごくあのスタイルが気に入りました。ときには、あれを少しアレンジしないといけないのですが…シルクのローブまで使っちゃいましたからね。様々な素材のオシャレなダスターコートを探すのが大好きなんです。

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――専属スタイリストとして、あなただけが知っている、クリッシーやクロエ、ケンダル、ジジたちの裏話はありますか?

私が彼女たちにイヤリングをつけていると、彼女たちはみんな不思議がるんです。「いいわ、これくらい自分でやる。あなたがイヤリングまでつけるなんて変だわ」って。1人だけじゃありません、みんな同じ反応なんです。でも私にとってはイヤリングも、ネックレスをつけてあげるのと同じような感覚なんですよね。

――コーディネートがうまくいかなかったことはありますか?

ケンダルが2016年のMTVムービー・アワードのために、ディースクエアードのレースアップブーツを履いたことがあったのですが、ひもを結ぶのに一足45分もかかりました! とてもストレスのかかる作業で、私がそうしている間、部屋にいる誰もが写真を撮ったり、スナップチャットにアップしたりしていました。後でケンダルに呼ばれて、レッドカーペットの上でひもがほどけたと言われました。広報係が直してくれたんですが、写真ではゆるくなっていて、あれは失敗でしたね。

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――今年の夏の一押しスタイルは?

例えば、リーボックのクラシックレザーのような、履きやすくてオシャレな白いスニーカーはマストハブですね。あとスカーフは(私もしていますし、友人達もみんなしています)、洋服のイメージを作ったり、変えてくれたりします。服があまりにつまらないときは、ちょっとスカーフをするとすごくオシャレになった気がするんです。裏返したり、チョーカーみたいに使ったり、ねじったり、服にたくしこんだりすることもできます。その他にはプラダのベルトも、つけるだけでとてもオシャレです。それからRE/DONEやヘインズのTシャツも必須アイテムですね。私のスタジオには棚一杯にあります。DylanLexのネックレス、フィッシャーマンハット、丸型サングラス、シャンデリアイヤリング、それから、フラットサンダルも持っておくといいと思います。

――フェスシーズンになりましたが、夏フェスルックについてどう思いますか?

私にとって、クライアントの夏フェスルックをスタイリングするのは、その人の個性を際立たせることなんです。ボヘミアンスタイルにするとか、フリンジつきにするとか、花冠をつければいいということではありません。それはいわば物語を作るようなものです。雑誌の撮影をするときと同じように、その人の一貫したスタイルを作り上げることなんです。私はいつも、夏フェスルックについて人々が考えているのと反対のものを作りたいと思っています。でもそれはつまり、その人が自分に正直に、心地よいものを着る、ということです。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:mayuko akimoto

COSMOPOLITAN US