2日、中国メディア・重慶晨報は「日本は本当に三流国家になり下がったのか」と題した記事を掲載した。写真は東京。

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2017年7月2日、中国メディア・重慶晨報は「日本は本当に三流国家になり下がったのか」と題した記事を掲載した。

中国のネットでは「今の世界で、米国は一流国家、中・露・仏・英・独は二流国家、かつて強大だった日本はもはや三流国家」との論調が存在する。こうした論調は日本の政治的な力が弱いことを理由に三流と位置付けているが、平和と戦争が共存する現代において政治力と軍事力で国家の力を図るのは安易すぎるのではないだろうか。

まず、かつての大国であったソ連が崩壊し今のロシアが二流にまで落ち込んだ理由を分析してみたい。ソ連崩壊後、国民の平均寿命が悪化し、生活水準もおち経済は大ダメージを負った。このことから、国家の安全、高水準の生活といった要素が強国の重要な条件であると分かる。

では日本に話を移そう。日本は戦後高度成長期を経て急速に発展したことは誰にも否定のできない事実。確かに軍事力や政治の影響力においては国連安保理の常任理事国5カ国やドイツには及ばないが、軍事力と政治影響力は国家の実力の一部でしかない。日本の平均寿命は世界一で、新生児の死亡率も2015年時点では米英を大きく下回る。さらに、日本が世界3番目の経済力を持つ国であることを忘れてはいけない。経済が発展し国民の生活水準が非常に高い日本、果たして三流と言えるのか?仮に日本が衰退したとしても、三流まで落ち込んだということはありえない。

一方、二流国家と位置づけられる中国はどうだろうか。中国は今や世界で2番目の経済大国で、高速鉄道の輸出など技術分野の発展も目覚ましい。だが、よく言われるように、1人当たりの国内総生産(GDP)はまだまだ先進国レベルではない。愛国心から来る中国礼賛と日本軽視はやめるべき。国が発展するには地道な努力が必要なのだ。(翻訳・編集/内山)