韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は就任後初めての訪米を終えて2日夜、ソウル近郊の京畿道・城南の軍用空港、ソウル空港に到着した。夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏と共に姿を見せた文大統領=2日、城南(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】6月30日午前(日本時間同日夜)に米ワシントンで行われた文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領とトランプ米大統領による韓米首脳会談の共同声明は、会談終了から約7時間後にようやく発表されたが、これは「free」(自由な)という一単語が原因だったようだ。韓米は声明の文言に前もって合意していたが、トランプ大統領が土壇場になって「free」を削除するよう指示したため、ホワイトハウスでの議論に時間がかかり発表が遅れたという。

 首脳会談に関する共同声明は、両国首脳の共同記者会見や報道機関向け発表の前に配布されるのが慣例だ。だが、現地時間で30日正午を過ぎ、両首脳が共同記者会見を終えても共同声明は配布されなかった。
 複数の韓国青瓦台(大統領府)関係者によると、共同声明の発表を前に、鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長は文言の細部を最終確定させるためマクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)と協議しようとしたという。だが会談終了後、マクマスター氏はなぜか電話を取らず、青瓦台関係者の間では「共同声明の発表が中止になるのでは」との懸念も広がった。
 しばらくたってマクマスター氏との電話が通じ、そこで鄭氏は「Free and Fair Trade」(自由で公正な貿易)という文言から「free」を削除することは可能かと問われたという。発表された共同声明の一項目である「Advancing Fair Trade to Promote Economic Growth」(経済成長促進に向けた公正な貿易)に、本来は「free」という単語が入っていたということだ。
 「自由貿易支持者は反米主義者」と公言するなど、日ごろから保護貿易政策を唱えているトランプ大統領は、共同声明に「free trade」(自由貿易)という単語が入っていることが気に入らなかったとみられる。
 最終的に、青瓦台側が本文からの「free」の削除に快諾したことなどで一段落し、両国は共同声明の発表にこぎつけた。
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