近畿大学の新施設「アカデミックシアター」のウェブサイト上では、TwitterまたはFacebookを連携させると投稿内容を分析し、人工知能が潜在的に興味を持っている本をオススメしてくれるマッチングサービスの提供がスタートしています。一体どれほどの精度で本を選んでくれるのか、実際に使ってみるとこうなりました。

近畿大学 アカデミックシアター

https://act.kindai.ac.jp/

SNS投稿から潜在的ニーズに合った本を紹介!近畿大学、AIを使った本のマッチングサービス提供へ | Kindai Picks

http://kindaipicks.com/article/001172

アカデミックシアターのウェブサイトで「偶発的な本との出会いを体感する」をクリック。



ここでTwitterかFacebookのどっちを連携させるか選びます。今回はFacebookアカウントを連携させます。



Facebookページが開くので、ログインして連携を許可します。



10秒ほどで過去のSNSの投稿内容が分析され、「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5つの項目からなる分析結果が表示されました。この分析結果にマッチングする本を見るには「適合する本」をクリック。



すると小泉武夫著「缶詰に愛を込めて」をオススメされました。一体どんな本なのかは、「OPACでみてみる」をクリック。



近畿大学図書館の蔵書検索システム「OPAC」で、オススメされた本の詳細を知ることができるわけです。



分析結果で表示されていた5項目の詳細はこんな感じ。「神経症傾向」のみ、スコアが高いとネガティブな状態を意味しています。



このコンテンツでは総合評価だけでなく、5つの項目ごとに適合する本をオススメしてもらうことも可能。例えば「開放性」の項目をクリックすると……



さらに「開放性」の分析結果の内訳が「知性」「独創性」「判断力」「推理力」「運動神経」の項目で表示されました。というわけでどんな本がオススメされるのか、「適合する本」をクリック。



「人間はなぜ短期間で進化できたのか:ラマルク説で読み解く」という本がオススメされました。これはAmazonでも取り扱いのないレアな本の模様。



「誠実性」は5つの項目の中で2番目にスコアが高かったのですが、「スケベェ」で「ストイック」で「従順」というよくわからない性格と分析されていました。



そんなよくわからない性格にオススメされたのは「世界は食の安全を守れるか」というお堅い本でした。



「外向性」を見てみると、「エキセントリック」かつ「カリスマ」で「偽善者」という、確かに外向性には優れていそうな分析結果でした。



この外向性にマッチングしていると判断されたのは「10代の真ん中で」という本。



続いて「調和性」へ。自覚はなかったものの、「慈愛」と「色気」にあふれつつも「物静か」な一面を持っていると分析されています。



オススメされたのはアガサ・クリスティ著作の「謎のクィン氏」。普段はミステリーを読まないのですが、SNSの投稿内容をもとにした分析にマッチングした結果と思うと、「ひとつ読んでみるかな?」という気になります。



最後は「神経症傾向」。これはスコアが低かったため、情緒が安定していることを意味しているのですが、「短期」「饒舌」「不器用」「自己中心的」のスコアがマックスという、性格的にはどうなのか疑いたくなる内訳になっていました。



適合したと判断されたのは「哲学的な何か、あと科学とか」という本でした。



なお、総合結果のページにはいくつか項目が用意されており、「チャートを編集する」をクリックすると……



各項目を手動で調整可能になります。明らかに分析結果がズレていると感じた時や、「自分の人間性のステ振りを変えてみるとどうなるのか」などを試したい時に良さそう。



また、「キャラクター診断シートへ」をクリックすると……



全12問の質問を5段階で答えることで性格を分析する「キャラクター診断シート」が表示されました。ちなみにコレはTwitterかFacebookを選択する画面の下にある「SNSのアカウントをお持ちでない方はこちら」をクリックしても表示されます。SNSの投稿を全くしていない人や、SNSアカウントを持っていない人でもマッチングサービスを使用できるようになっています。



診断シートに入力してみると、結果はSNS投稿の分析結果からスコアが変化しました。なお、イチからキャラクター診断シートに同じ回答を入れてもスコアは同じだったため、SNS投稿の分析結果との複合結果ではない模様。診断シートによる総合結果では「神経症傾向」のスコアが高くなり、少し情緒不安定気味と分析されたようです。



そんな分析結果に適合する本として選ばれたのは「クラブジャグリング入門」。大道芸人として生きていくことをオススメされるという結果になりました。