新しいiPad Proに搭載されているA10X Fusionプロセッサは、10nmプロセスで製造されていることが分かりました。製造を担当しているのは台湾のTSMCです。iPhone7/7 Plusに搭載のA10 Fusionプロセッサの16nmから、さらに微細化が進んだこととなります。今秋のiPhone8に搭載のA11プロセッサも、10nmプロセスになると考えられます

A9XからA10Xで30%の小型化

A10X Fusionプロセッサのダイサイズ(面積)は96.4平方ミリメートルで、初代iPad Proに搭載されていたA9Xの143.9平方ミリメートルから微細化が進行している、とカナダのテクノロジー情報サイトTech Insightsが写真付きで報じています。面積は約30%減少しています。
 

 
また、A10とA10XでGPU部分を比較してみると、どちらにもImagination TechnologiesのPower VRコアが採用されている、とのことです。
 

 
GPUの独自開発を進めるAppleは、今年4月にImagination Technologies社に対し、2年以内にGPUの技術利用契約を終了することを通告しています。

iPhone8のA11プロセッサも10nmプロセスか

iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズプロセッサは、A9Xプロセッサや、iPhone7/7 Plus 搭載のA10 Fusionプロセッサ
では16nmプロセスが採用されていましたが、新しいiPad Pro向けA10X Fusionプロセッサでは、初の10nmプロセスへと進化しています。
 
TSMCは2018年の量産化に向けて7nmプロセスでの生産体制を整えていることを明らかにしています。順当にいけば、今年のiPhone8に搭載のA11プロセッサはA10Xと同じ10nmプロセスになると考えられます。

 
なお、SamsungのGalaxy S8には、仕向地別に使い分けられている2種類のプロセッサ、Qualcomm製Snapdragon 835、Samsung製Exynos 8895のどちらも、10nmプロセスで製造されています。

 
 
Source:Tech Insights
(hato)