墓石の上でBBQ(画像は『Loulou 2017年6月25日付Twitter「Devizes, Wiltshire. Picture posted to a local Facebook group to complain about how church used.」』のスクリーンショット)

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このほどイギリスから、墓石の上でバーベキューをする人々の話題が飛び込んできた。なんとも罰当たりなその様子を捉えた写真がSNS上で拡散され、人々の関心を集めている。英『BBC News』や『The Sun』などが伝えている。

英ウィルトシャー州のデビズにあるセント・ジョーンズ教会の墓地で先月24日、教会の礼拝が始まる数時間前にバーベキューをしている14人ほどの大人たちがいた。彼らはホームレスであったが、SNSで拡散されている写真をよく見ると、なんと故人が安らかに眠っているだろうと思われる墓石の上に簡易バーベキューセットを置きソーセージを焼いているのだ。

その墓は200年前に建てられたものとみられるが、この罰当たりなグループは「この墓は最近のものではないし、誰も足を運ぶこともない。それにバーベキューをしても墓が焼けるわけでもないし、特に無礼なこととは思っていない。これは教会の許可をとってやっていることだ」と話しているという。

しかし教会のポール・リチャードソン牧師は、「墓地に入る許可すら出していない。地元の祖先が眠る墓に侮辱的な行為をされて、とても不愉快だ」と述べている。そんな牧師の発言を知ってか知らでか、バーベキューに関わったホームレスとみられる一人の男性は「ここで暮らしているんだから、バーベキューぐらいしたっていいだろう。教会の芝生の上でやったらお咎めを受けるのはわかっているし、他にやるところがないんだよ。バーベキューはまたする予定さ」と語っているのだ。

このバーベーキューの様子を捉えた写真は、SNSで瞬く間に拡散されていった。ネット上では「もしこの墓が自分の家族のものだと思ったらゾッとするよ」「これは古い墓だと知ってるけど、誰かが安らかに眠っている場所だ。本当に無礼なことだ」と怒りのコメントが多く寄せられている。一方で「誰かが私の墓で一日中パーティーをしてくれたらそれは嬉しいかも」という意見もあった。

教会側は地元議会と協力し、バーベキューをしたホームレスたちが家に住むことができるよう働きかけているが、なかなか困難な状況だという。

画像は『Loulou 2017年6月25日付Twitter「Devizes, Wiltshire. Picture posted to a local Facebook group to complain about how church used.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)