Image: Chris Rodley


人工知能が生成した、悪夢というよりフローラルな夢。

ディープラーニングと聞くと、まず思い浮かぶのが悪夢のような画像を生成するアレですが、中には悪夢とは程遠い画像を生成するものもあります。トップの画像は、アーティストのChris Rodley(クリス・ロドリー)さんがディープラーニングのアルゴリズムを使って生成した、恐竜と花の絵画とを合体させた画像。ポスターにでもなりそうな作品です。

ロドリーさんがディープラーニングをいじってアートを生成したのはこれが初めてではありません。以前は、ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲンのチームが開発したアルゴリズムのウェブサイトDeepart.ioを使って、トランプ大統領の家族写真とマペットのキャラクターたちとを融合させた、それこそ悪夢のような作品を作ったことがあります。

Google(グーグル)の人工知能「Deep Dream」とは異なり、Deepart.ioは画家の作風の特徴を他のイメージに適用します。見てそれとわかるディテールや特徴を保持して、目標とするイメージを再構築するのに使うのです。


ミスマッチ感に惹かれる。ディープラーニングで生成した恐竜×○○なイラストたち2
Image: Chris Rodley


ロドリーさんがこのアルゴリズムで生成した中でも、トップ画像の花恐竜(拡大)はおそらく最もすばらしい例ですが、果物と野菜の静物画を恐竜と合体させたものも傑作です。この組み合わせだと恐竜たちは、子供たちに健康的な食習慣を宣伝するためにデザインされたポスターにいそうな感じ。


ミスマッチ感に惹かれる。ディープラーニングで生成した恐竜×○○なイラストたち3
Image: Chris Rodley


しかしながら、ロドリー氏がディープラーニングで生成したイラストは、全部が大成功というわけではありません。たとえば恐竜に高さのある船舶を合体させたとき。帆が、ステゴサウルスの背にのびる背板を再生成した場合にはうまくいったのですが、それ以外の場合は恐竜だと認識しにくい画像になりました。


ミスマッチ感に惹かれる。ディープラーニングで生成した恐竜×○○なイラストたち4
Image: Chris Rodley


お次は階段と合体させたバージョン。生成された画像を見てみると、恐竜の体はいくつもの階段で作られていて、それらがあらゆる方向を向いてるものの、特にどこへもつながっているわけでもなくて、まるでエッシャーの作品のよう。きっと彼が先史時代を描いていたら、こんな感じ…なのかもしれません。これもまた飾りたくなるような完成度です。


ミスマッチ感に惹かれる。ディープラーニングで生成した恐竜×○○なイラストたち5
Image: Chris Rodley


かつて恐竜たちは地上を統治していましたが、もし彼らが現代でも生息していて英国を統治したとしたら? そんな想像をしてしまうような合成がこちら。恐竜に王冠や宝石を合成して生成しています。豪華絢爛なダイナソーですね。


ミスマッチ感に惹かれる。ディープラーニングで生成した恐竜×○○なイラストたち6
Image: Chris Rodley


ロドリー氏がこれらの恐竜たちをTwitterにいくつか投稿したところ、彼の元には高解像度コピーをリクエストする数えきれないほどのDMが届いたとか。そんな声に応えるため、サイトから注文できるようになりました。また、近々ウェブストアを開くそうですよ。

・実写版エッシャーのだまし絵「滝」のカラクリを図解

Image: Chris Rodley
Source: Chris Rodley, Deepart.io, Twitter, Gizmodo US

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(たもり)