黄海上の軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)に近い延坪島沖を航行する韓国の艦船(2010年12月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国海洋警察によると、北朝鮮住民5人が乗った小型船1隻が1日、黄海(Yellow Sea)上で南北を隔てる北方限界線(NLL)を超えて韓国領海に入った。5人は韓国への亡命を求める脱北者とみられる。

 海洋警察関係者はAFPの取材に、5人が乗った小型船を韓国東部沿岸の墨湖(Mukho)まで海洋警察が安全に誘導したと述べた。現在、韓国政府関係者が5人から事情を聴いているという。

 韓国の聯合ニュース(Yonhap News)によれば、5人は男性4人と女性1人で韓国への亡命を希望している。

 脱北関連では、6月にも乗組員4人が乗った北朝鮮漁船が漂流して韓国領海に侵入する事件があり、4人のうち北朝鮮への送還を拒否した2人が韓国亡命を認められている。

 また同月下旬にも、エンジントラブルを起こした北朝鮮の漁船が韓国の東部沿岸沖を漂流し乗っていた8人が保護されたが、全員が本国帰還を希望。8人は数日後、希望通り北朝鮮に送還された。

 さらに6月には、北朝鮮軍の兵士2人が厳重な警備態勢が敷かれた軍事境界線を越えて韓国に亡命したほか、北朝鮮の民間人1人が川を泳いで韓国側に渡るなど、陸路側での脱北者も相次いだ。
【翻訳編集】AFPBB News