28日、最近、韓国の地下鉄でペットをケージに入れずに乗車する客が登場し、問題になっている。写真は韓国の地下鉄。

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2017年6月28日、最近、韓国の地下鉄でペットをケージに入れずに乗車する客が登場し、問題になっている。韓国・文化日報が伝えた。

大学院生のクさんはつい最近、地下鉄で帰宅する途中に車内で犬の鳴き声を聞き驚いた。見回すと、なんと40代の女性に抱えられた1匹の犬が、乗客が乗り降りするたびにほえているではないか。乗客の大半がケージに入っていない犬に恐れをなし、中には犬を避けて席を移ったり、他の車両に移動したりする人もいたという。

また今年2月には、ソウルの地下鉄を管理・運営するソウル交通公社に「シベリアンハスキーとみられる大型犬が地下鉄の車内を歩いている」という苦情が寄せられたこともあった。

記事に掲載された画像でも、地下鉄の座席に大型犬と中型犬を平然と座らせている客の様子が見て取れる。

韓国では、盲導犬を除くペットをケージに入れずに地下鉄に乗車する行為は規定違反に当たる。旅客運送約款34条によると、動物はケージに入れた状態でのみ同伴乗車が可能で、それ以外は「持ち込み禁止」に分類されるとのこと。しかし、規定を違反しても賦課金5400ウォン(約530円)のみ払えば済むことから「実効性がない規定」という指摘が出ているという。

ソウル交通公社関係者は「賦課金が現実的でないということには共感している。賦課金の現実化に向けて首都圏の鉄道運営機関10社が集まって方案を模索している」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「自分もペットを飼ってるけど、あなたの犬はあなたにとってだけかわいいのであって、公共の場ではケージに入れてよ」「特に女性に多いよね。『ご自慢のワンちゃん』みたいに連れてる」「こういう人たちのせいでペットを飼ってる人が悪く言われる」とマナー違反の飼い主に対する非難の声や、規定の甘さについて「罰金5400ウォンって、守ってる人がばかみたいな規定じゃないか」「これはひどい状態。厳しい法を適用して他の市民に迷惑が掛からないようにすべき」と指摘するコメントが目立つ。

この他に、「罰金を上げたら、今度は犬を捨てていく人が出そう」と非常識な人が増える韓国社会を皮肉るコメントや、ペットの気持ちを考え「犬も不安がるからこれは絶対に駄目だ」との意見も寄せられた。(翻訳・編集/松村)