これぞ青春…!
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 30代にして世界三大映画祭の主要賞を制覇しているファティ・アキン監督がベストセラー小説を映画化した新作『50年後のボクたちは』の予告編が公開され、少年たちがまぶしくてノスタルジックなひと夏の冒険に繰り出すさまが披露された。

 原作は、2013年に死去したドイツ人作家ヴォルフガング ヘルンドルフさんが脳腫瘍を患いながらも書き上げ、世界中で翻訳された小説「14歳、ぼくらの疾走: マイクとチック」。そして同小説の大ファンであり、メガホンを取ったのは、『愛より強く』(2004)でベルリン国際祭映画祭金熊賞、『そして、私たちは愛に帰る』(2007)でカンヌ国際映画祭最優秀脚本賞、『ソウル・キッチン』(2009)ではベネチア国際映画祭審査員特別賞と、世界三大映画祭制覇のアキン監督だ。

 この度公開された予告編は、14歳のマイクが同級生から「変人(サイコ)」呼ばれ、クラスで浮いた存在であることがわかるシーンで始まる。そしてある日、とんでもなくヤバイ転校生のチックがやってくる。はみだし者のふたりは夏休みに、無断で借用したオンボロ車に乗って、チックの祖父が住むというベルリンの南“ワラキア”へと旅に出ることに。出発したのも束の間、「お前ら何歳だ?」と運転中に声をかけられたり、牛の群れに激突しそうになるなど、トラブルの連続で、そう簡単にはうまくいかない旅を思わせる。しかし、ふたりにとってこの旅がやがて、忘れられないものになっていく……。色彩豊かな映像にテンポの良い音楽が、疾走感とノスタルジックな感覚を呼び起こす作品になっている。(編集部・石神恵美子)