ウィンブルドン選手権の開幕を控え、記者会見に臨むラファエル・ナダル(2017年7月1日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】全仏オープンテニス(French Open 2017)を制したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、3日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)について、1週目を乗り切れば優勝を狙うライバルたちにとって自身が手ごわい存在になれると述べた。

 ナダルは6月の全仏で、1セットも落とすことなく10回目の大会制覇を達成し、四大大会(グランドスラム)のタイトル獲得数を15個に増やした。テニス史に残る選手と評されるだけの圧倒的な実績はすでに挙げているが、ウィンブルドンでは出場した直近の4大会で、ランキング100位以下の選手に敗れて姿を消している。

 ウィンブルドンの芝の上で、ナダルに屈辱を味わわせたのはルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)、スティーブ・ダルシ(Steve Darcis)、ニック・キリオス(Nick Kyrgios)、ダスティン・ブラウン(Dustin Brown)の4人。2016年大会は手首のけがで出場しておらず、ナダルは2011年を最後に4回戦を突破できていない。

 1回戦でランキング137位のジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)と対戦するナダルは、芝のプレーに慣れながら3回戦までをなんとか突破できれば、タイトルへ力強く進んでいけるのではないかと考えている。

 1日に現地で記者会見に臨んだナダルは、「今年の大会はどうなるかな。いつも難しいのはわかっているけれど、再びここでプレーできることにワクワクしている。すごく好きな大会だからね」と話した。

「ここはすぐに負けてしまう可能性のある大会だけど、同時に序盤を乗り切ることができれば、今の自分には自信があると思う。今年はシーズン開幕から良いプレーができている」

 世界ランキング2位のナダルだが、近年のウィンブルドンでの成績が振るわないことを主催者に考慮され、第4シードに順位を下げた。過去に2回この大会を制しているが、前回は手首の負傷で欠場し、また慢性的な膝の痛みを抱えているため、芝のバウンドの低さに苦しむことも多かった。

 今回のナダルは、2週間の過酷な戦いを乗り切れるだけの体を作れたと考えているが、「どうなるか正確なことはわからない。いろいろな経験をしてきたからね。自分では絶好調に思えないのに勝てたこともある」と語った。

「逆に、絶好調ではないのになんとかプレーしようとして、すごくキツい経験をしたこともある。去年の全仏とか、2012年のウィンブルドンもそうだ」

「だから、自分がどう決めるか次第なんだと思う。決断にはリスクが伴う。それでうまく行くときもあれば、行かないときもある」
【翻訳編集】AFPBB News