イーストボーン優勝のジョコビッチが奮起を期してウィンブルドンへ

写真拡大

 ジョコビッチは、昨年の全仏オープンでタイトルを獲得し生涯グランドスラムを達成してからは、グランドスラム大会での優勝はない。

 昨年のウィンブルドンの3回戦でサム・クエリー(アメリカ)に敗れてから、ジョコビッチの不調は始まった。

 しかし、今週開催されたイーストボーン(ATP250/グラスコート)で第2シードのガエル・モンフィス(フランス)を6-3 6-4で倒し、今年1月のドーハ(ATP250/ハードコート)以来のタイトルを獲得したことで、この長期にわたるスランプから脱却できたことをジョコビッチは望んでいる。

「この1年、大きい大会で優勝することができなかったから、安定したベストのプレーができるように頑張ってきた。また以前のような最高のプレーをするには、一度調子を少し落とすことも必要だよね。人生には波があるものだよ」とジョコビッチはコメントした。

 2014年のウィンブルドンから2年以上の間、ジョコビッチはグランドスラム8大会中6度のタイトルを獲得。ロジャーフェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)を決勝で倒し、フェデラーやナダルを引退に追い込むのではないかと思われた。

 しかし、この1年間はフェデラー、ナダル、マレーのビック4の3人に加え、スタン・ワウリンカ(スイス)がグランドスラムを制したにもかかわらず、ジョコビッチだけはタイトルの獲得がない。

 ジョコビッチは昨年12月にコーチのボリス・ベッカー(ドイツ)と別れ、今年5月には長年のコーチであったマリアン・バイダ、ほかの2人のチームメンバーとも決別した。今年の全仏オープン直前にアンドレ・アガシ(アメリカ)をコーチとして迎えている。その後、元世界ランク7位のマリオ・アンチッチ(クロアチア)がチームに加わった。

 アガシはイーストボーンにはジョコビッチに同行しなかったが、テレビでの観戦でジョコビッチの調子が上向きであることを確認している。アガシとジョコビッチは、日曜日にロンドンで会うことになっている。

「アガシは毎試合、僕のテニスのレベルと質が上がり、いい方向に向かっていることを理解しているし、僕には競争心や闘争心も十分に備わっているよ。これまでの経験から、自分が何をしなければならないかは分かっている。ウィンブルドンやそのほかの大会でも、本当に楽しんでプレーすることが一番大切なことだと思うよ」とジョコビッチは言った。

 ウィンブルドン3度の優勝歴(2011年、14年、15年)を持つジョコビッチは、今年は第2シードとなり、1回戦でマルティン・クーリザン(スロバキア)と対戦することが決まっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「AEGON国際」(イギリス・イーストボーン)の決勝でガエル・モンフィスを破り、今季2つ目のタイトルを獲得したノバク・ジョコビッチ
Photo: EASTBOURNE, ENGLAND - JULY 01: Novak Djokovic of Serbia celebrates with the trophy after winning the men's singles final against Gael Monfils of France during day seven of the Aegon International Eastbourne on July 1, 2017 in Eastbourne, England. (Photo by Charlie Crowhurst/Getty Images for LTA)